【お断り】個人的にまとめたメモです。個人の感想と本の内容は区別できるようにしていますが、著者の意図から離れていることもあるかもしれません。ご了承ください
◼️うまくいく人が、一番大切にしていることは何か?10
本書のタイトルは『1つの習慣』としていますが、この「1つ」という言葉に対する答えは、これだけです。
楽しむこと
◼️人生100年時代の3つのキーワードとは44
・1つめは「無理に拡大・成長を目指さない」こと。
何かに執着して、他人の価値観で拡大や成長を追い求め続けることが、必ずも幸せにつながるわけではありません。いまを楽しむことが大切です。
・2つめは「環境や周囲との調和を大切にする」こと。
自分だけが豊かになるのではなく、よりマクロ(大きな)な視点で、社会や地球全体が幸せになる選択を意識しましょう。これは、結果的に自分の幸福感にもつながります。
・3つめは「自分の価値観に合う選択をする」こと。
ムダな競争や無意味な消費から離れ、自分が心から価値を感じられることに時間やお金を使いましょう。
◼️フロー状態に入るには?92-96
①明確な目標
何をすればいいのかが明確だと、脳は迷わず集中できます。
たとえば「1時間でプレゼン資料を完成させる」など具体的なものがあれば、迷いや「何をやるんだっけ?」という感覚がない状態になります。
②即時のフィードバック
自分の行動が成果につながっているかがすぐにわかると、集中が続きます。
たとえば「書いた文章にすぐ反応がある」「ゲームでいいスコアが出る」など、「いま、うまくいってる感」が高まると没頭できるのです。
③チャレンジとスキルのバランス
難しすぎず、簡単すぎず、「ちょっとの背伸び」でクリアできそうな課題があると、フロー状態に入りやすくなります。
たとえば「少し緊張する商談」「自分の実力+5%ほどの挑戦」など”がんばれば届く状態”が、最大の集中力を引き出すのです。
④行動と意識の融合
「やっていること」と「自分の意識」がピタッと重なる感覚が重要です。
たとえば「文字を書く手と脳が一体になっている感じ」「身体が勝手に動いている感じ」など、雑念が消え「ただ、やっている」純粋な状態です。
⑤集中の深まり
外のことが気にならないほど集中している状態であることがポイントです。
たとえば「人の声も聞こえないくらい没頭している」のように、思考がすべて「いま、この瞬間」に注がれていることです。
⑥コントロール感
「自分でコントロールできている感覚」があることが大事です。
たとえば「多少のミスもリカバリーできる安心感」「自分が舵を握っている状態」など、安心して挑戦できるから失敗を恐れず集中できるのです。
⑦自己意識の消失
自分の評価や見た目を気にしていない状態になると、フローに近づきます。
たとえば「うまく見せよう」とか「恥ずかしい」などのエゴが一時的に消え、本当の自分が前に出てくる瞬間です。
⑧時間感覚の変化
時間があっという間に感じたり、逆にゆっくり感じたりすると、フローの状態に近いです。「えっ、もう2時間?」「一瞬が永遠に感じた」などと感じたことがある人も多いでしょうが、それは時間の縛りから解放されている証拠。最高の集中状態です。
⑨活動そのものが報酬
結果よりも、「やっていること自体が楽しい」と感じる状態です。
たとえば「お金のためではない楽しい創作」「走ること自体が気持ちいい」など”これは自分の魂が喜んでいる”と感じるもっとも純粋な動機は、フローへのトリガーです。
これら9つを満たすためのポイントは、やはり自分の価値観に合った仕事を、楽しみながらするということです。
◼️利他の精神で仕事をするとうまくいく112
①自分の仕事が「誰に」「どう役立つか」を考える
毎日の仕事やプロジェクトについて、「この仕事を通じて誰が喜ぶのか」を意識してみましょう。たとえば商品開発なら「お客さまがこれを使って、どう便利になって喜んでくれるのか」を考えることで、利他の心が身につきやすくなります。
②周囲の人をサポートする行動を増やす
チームメンバーや同僚が困っているときに、自分ができるサポートを積極的におこないましょう。小さな手助けでも、利他の精神を育む第一歩です。
③感謝の言葉を意識する
利他の精神を実践するためには、他者に感謝することも重要です。仕事を進めるなかで、周囲のサポートに感謝しましょう。そして、それを言葉にして伝えることで、良好な関係を築きながら、利他の心も育っていきます。
④結果よりもプロセスを楽しむ
欲望やプライドが強いと、結果にばかり目が向きがちです。しかし、利他の精神を持つと、目の前のプロセス自体を楽しめるようになります。山頂ばかりに目が行っていると、山の途中にある美しい景色が楽しめないのです。
◼️上手な距離感で人とつき合うための6つのコツ154
・距離感のコツ1:「世界の見え方は人それぞれ」と理解する
人は、自分の価値観・育った環境・RASによって、見ている現実がまったく異なります。「自分にとっての常識=相手にとっての非常識」である可能性を、前提として持ちましょう。
・距離感のコツ2:「伝わらないのが当たり前」と思っておく
自分が一生懸命伝えても、相手が興味を持っていないと、情報はスルーされます。聞いてもらうには「興味のフレーム」に入ってもらう工夫 (丁寧な前置きや、たとえ話を使うなど)が大切です。
・距離感のコツ3:価値観の違いに対して「驚かない」「ジャッジしない」
文化や宗教、環境が異なれば、違いがあって当然です。「違い=悪」ではなく、「違い=ただの違い」と受け止める柔軟さが、距離感を心地よくします。
・距離感のコツ4:「どうしても相性が合わない人は存在する」と割り切る
すべての人とわかり合おうとする必要はありません。誰にでも「なんか苦手」「なぜか疲れる」という人はいます。それは自然なことです。
・距離感のコツ5:「近すぎず、遠すぎず」の“間”を大切にする
「察してほしい」「完璧にわかり合いたい」は求めすぎです。適度な違和感を許答しながら、ちょうどいい間”を保つのが理想的な人間関係です。
・距離感のコツ6:「自分の基準」を軸に、心地いい関係を選ぶ
どんな人ともつき合えることが「いい人」ではありません。「誰と、どんな距離感でいたいか」を自分で選ぶことが、人生の質を高めます。