毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

[読書日記]死ぬとき後悔するのは「しなかった」こと☆☆☆☆

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【人生で何よりも大切なのは、お金で買えないもの、たとえば幸せな家族や、愛情、生きがい、達成感、何かに夢中になること】


《著者が平穏で満ち足りた気持ちになるのに役立った考え方》


  • 1つ目 世界の状況を気にしすぎないこと
  • 2つ目 どんな人でも、一人ひとり世界に大きな影響を与えていること
  • 3つ目 あまり死を恐れすぎないこと

◆目次◆
日本版解説 死が近づいたときに後悔しないために——清水研

小さな新聞記事が起こした奇跡
ジャージー・イブニング・ポスト紙の記事
 「がんペンギン」を見に南へ
 「がんは、必ずしも僕にとって有利になるように進行していない」
 「僕のがんは協力してくれない」

はじめに 死と平穏
1 何が重要で、何が重要でないか
2 人生がどんなものかを教えてくれる時間
3 生きていることは宝くじに当たったようなもの
4 死がなければ人生も存在しい
5 感情を自分の言葉にする
6 いなくなったことより、一緒にいた思い出を味わう
7 「悪人」ではなく、「悪いこと」があるだけ
8 痛みを和らげる方法がある
9 死を受け入れることは解放されること
10 生きている限り死は「脇役」として存在する
11 「僕」が消えても世界は続く
12 死ぬまでにやりたいことリスト

初心者のための「死にゆく人との関わり方」ガイド
死を迎えようとしている人の近くにいる人へ

お薦めのブックリスト
僕の簡単な年表
プロフィール

エピローグ サイモンの一番の旧友による弔辞から
本当に、最後の言葉
感謝と謝辞

読んだきっかけ

ツナグ図書館の活動を通じ、KADOKAWA様よりご恵贈いただきました。
ありがとうございます。

こんな本です

サブタイトルは「46歳でがんになり47歳でこの世を去った僕が最後まで幸せだったと言えた理由」。
著者はすでにもうこの世にはいない。
がんと診断されたとき、地元の新聞に書いた3つの記事が評判となり、世界中の人に知られることになったそうです。


この本は、それをきっかけに長い文章を書くことをすすめられた著者が、死に向かいながら残された時間に書き上げたもの。
でも、この本は不思議に明るい光をまとっているように感じました。

読後、なぜか救われたような気持ちになります。
そして、今日をしっかり生きようと思います。


論理的に解説するような本ではないので、この記事ではジャージー・イブニング・ボスト紙に寄稿した最後の記事の中から、著者が「平穏で満ち足りた気持ちになるのに役立った考え方」3つをご紹介します。

ぜひあなた自身がこの本を読んで、著者のメッセージを受け取ってください。


なお、原著のタイトルは『初心者のための「死ぬこと」ガイド』。著者はユーモアの持ち主なので、あまりつらい思いをせずに読めます。

1つ目 世界の状況を気にしすぎないこと

世の中には根っからの悪人が存在するのではなく、何らかの理由によって一時的に悪いことをする人がいるだけだ。世の中の悪い部分を見て憂い、嘆くのではなく、僕たちが今ここにいることのとてつもない幸運や、美しい側面にも目を向けるべきだ。
(中略)
僕たちには感謝すべきことがたくさんあり、笑うべきばかばかしいこともたくさんあり、共通点もたくさんある(P44-5)。

どこにフォーカスするかは大切です。世の中の悪い面、不安な面ばかりを見ずに、よいところにフォーカスすることは、今からでもすぐできます。

2つ目 どんな人でも、一人ひとり世界に大きな影響を与えていること

あなたがスーパーのレジ係の女性に送った笑顔は、良い影響を広げ続けているかもしれない。タイムトラベルをテーマにした映画ではたいてい、人々が過去の小さな出来事を意図せず変えることによって現在が変わるという話が描かれる。これを、未来に当てはめて考えてみたらどうだろう。つまり、現在の小さな何かを変えるだけで、僕たちは未来を根本的に変えることができるかもしれないのだ(P45-6)。

自分のしたちょっとしたことが、何かを変えるきっかけになっているとしたらうれしいですよね。
疎外感ではなく、温かい気持ちになれます。

3つ目 あまり死を恐れすぎないこと

僕たちは死から隠れたり逃げたりしている。そのために、長生きできそうだという理由で美味しくもないものを食べたり、死から目を逸らすことを約束するような考えを信じ込んだり、快楽や買い物で恐怖をかき消そうとしたりしている。死の話になると、話題を変えようとする人は多い。でも、死があるからこそ、僕たちは人間でいられるのだ。

最後の言葉“死があるからこそ、僕たちは人間でいられるのだ”は胸を打ちます。
私達の誰もが、いつかは人生に終わりを迎えます。

それがいつかは誰にもわかりません。


だからこそ、いつかは終わることを胸に、一瞬一瞬を大切に生きていきたいと思います。


こんな人にオススメ

死が怖い人、向き合うのを避けてしまう人。現代人のほとんど全員とも言えます。
毎日なんとなく流されたように生きている人にも刺さるはず。

また、「死にゆく人との関わり方」ガイドも載っているので、そんな状況に直面している方や、心構えが必要な方にも役に立ちます。

レベル

 類書はないので。読みやすく、心が洗われます

私のアクション:「人生で大切なもの」を毎朝思い浮かべる




※この本のメモはありません


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