和田さんの舞台裏☆☆

和田裕美の幸せレシピ―人に愛されるための36の扉

和田さんといえば「営業」。本はたくさん出されているがほとんどが営業か、そこから派生したものがテーマになっているなのだが、この本は珍しく直接仕事とは関係ない、生い立ちや個人的なことがいろいろ書かれている。どうすれば幸せになれるか、愛されるかという普遍的なテーマを和田さんが料理するとこうなるのか、と面白く読んだ。

私が役に立つなあ、と思ったのは第７章の「落ち込んだときに」と第８章の「好かれる方法伝授します」。どちらも和田さんらしいふんわりした語り口でヒントを教えてくれるのでスッと心に入ってくる。
また、神社との関わりが深いことを今回初めて知り、著名な方がたくさんいらっしゃるんだなあと神社にお詣りするのが好きな私は驚いた。特に京都のおじいちゃんとのエピソードは涙が出るほどいい話だと思う。

最後に出てくるお母様の
「明日死んでもなんにも後悔なんかないねん」
という口癖も不思議に心打たれた。私はまだ死にたくないが、そのくらい思いっきり生きたいと思った。

仕事のハウツー本はちょっと、という人に和田さん入門書として読んでもらいたい本。