ブランディングの教科書 ☆☆☆

「その他大勢」から一瞬で抜け出す技術 過小評価されているあなたを救うスピード・ブランディング

「ブランディング」という言葉を最近はあちこちで見かけるようになったが、少し前までは翻訳ものが中心で取っつきにくかったり、精神面重視のようなものが多かったように思う。しかし、この本はセミナープロデューサーである日本人著者がご自分の体験をもとに教えてくれるのでとても実践的でわかりやすい。どこが人より優れているのか見極め、どう形にし、どうやってすぐに実績を作るか、この本を読めばわかる。誰でもできそうな気持ちになれる。あとは実践あるのみ。

出版をひとつの目標に、まずブログ開設からどのような順番で何をすればいいのか、という具体的な話が私にとってはとても役に立った。著者はブログを始めてから出版までは１年半くらいだったそうだ。そして、やはりここでもメルマガは欠かせないツールになっていた。

著者はとても良心的な人だと思う。中に「出し惜しみしてはいけない」という話があるが、ご自身も持っているノウハウはすべてこの本に書いたそうだ。これからはどんどんシェアできる、相手のことを親身に考えられる人が残っていくのだと実感した。

巻末にはブランディングで成功している方々のインタビューも載っていて参考になる。メルマガコンサルタント・平野友朗さんも出ていらっしゃいます。
たくさんあってどの本から読めばいいかわからない、という方はまずこの本から読むのがお勧めです。

以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

その他大勢から一瞬で抜け出す６つの習慣

1. 常に前向きな発言をする
2. 他人のいいところを探し、決して悪口をいわない
3. 周りの人を大切にする
4. 目標を決め紙に書きだし、逆算してスケジュールを組む
5. とにかくやってみる
6. 自分を大好きになる

ブランド作りのアイテム

1. ブログの開設
2. メールマガジン
3. セミナー
4. ホームページ
5. 出版

評価は「する」より「される」もの

野球でたとえると、評価する人はグラウンドの外にいる観客で、評価される側はプレイヤーです。そして観客と選手のどちらが「その他大勢」から抜け出した人かはいうまでもありません。三振をした１億円プレイヤーにヤジを飛ばす観客に１億円の収入はおそらくないでしょう。

相田みつをさんの有名な言葉

「とにかく具体的に動いてみるんだね。具体的な動けば、具体的な答えが出るから」