毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

モチベーションアップの最終兵器☆☆☆

仕事が速い人のすごい習慣&仕事術

仕事が速い人のすごい習慣&仕事術

 

タイトルからするとライフハックのくくりでもよさそうだが、読んでみてどちらかと言えば精神面のコツの方が多いと感じた。
私が会社勤めをしている頃思っていたのは「仕事はできなかった人に聞け」ということだった。優秀な人はどこが難しいのか、どこでつまづくのかわからないからだ。自分で苦労して修得した人の話はわかりやすいし説得力がある。
この本はまさしくそういう立場から書かれた本。「国際経営・起業コンサルタント」で、アメリカで働いて独立、それから日本に帰ってきたと聞けばものすごく優秀な人だと思うが、ご本人は高校まではダメ人間だった、と書かれている。それだけにどうやってできるようになっていったかがとてもわかりやすいし、ちょっとがんばったらできそうなことが多い。朝起きてから寝るまで、どの時間帯に何をするのか、この時何をするのがベストなのか時間を追って書いてあるのもわかりやすかった。

「朝に勝つ人は1日に勝つ、1日に勝つ人は人生に勝つ」という言葉が出てくるが、まさしくその通り。うーん、とうなってしまった。何かを勝ち負けで判断するのはもともと好きじゃなかったが、毎日今日は勝てたかどうかチェックしようと思ったくらいインパクトがあった。

さらに、身の回りの整頓がいかに大切かというところで出てくる上司の言葉がすごかった。

私はどんなに話が上手でも、頭がよくても、身の回りの整理整頓ができないやつは、仕事ができるようにならないから、絶対に信用しないし、部下としてもいらない!もし、君が整理整頓することが苦手だったら、その悪い習性をすぐに直すか、直せないのならさっさとうちの会社を辞めてくれ!

著者はこの上司のおかげで整理整頓ができるようになったそうだ。その時は大変だったと思うがちょっとうらやましいエピソード。

さらに著者は仕事ができるかどうかの判断基準に「電話のかけ方」を挙げている。用件だけをきちっと伝え、短く切り上げられる人は仕事のできる人、そうじゃない人はやはり仕事ができないのだそうだ。これにもなるほどな、と思った。

今会社勤めをしている人にはとても役に立ついい本だと思う。図書館で借りたのだが、やる気がない時のモチベーション点火剤として手元に置きたいと思った。そのくらいやる気が出ます。