毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

続かないのは意志が弱いからじゃない☆☆☆

 

「続ける」技術

「続ける」技術

  • 作者:石田 淳
  • 発売日: 2006/10/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

  

新版「続ける」技術 Forest2545新書

新版「続ける」技術 Forest2545新書

  • 作者:石田淳
  • 発売日: 2014/08/29
  • メディア: Kindle版
 

 

私は今まで何をしても続かないのが自分でも悩みだった。意志の弱い自分が嫌だった。精神的なことなのかと「達成力をつけるセミナー」まで受けた(勉強にはなったが、達成力は変化なし!)のに、はじめにのところで出てくる

続かない原因は、あなたの意志や精神力のせいではないからです。

とあるのを見て「もっと早く知りたかった!!」と思わず叫んでしまった。ものごとが続かないのは意志や根性が弱いからではなく、続け方を知らないからだそうだ。

 というわけで、この本では意志や精神力の話は一切なし、誰がやってもうまく行くノウハウを惜しみなく紹介。これを読むと、技術の問題だということがよくわかる。簡単に言えば「人間は楽な方へ流れていくものなので、そっちへ流れないシステムを考える」ということだと思う。

この本を参考にしている自己啓発本は多いのだろう。やったことのある方法もいくつかあった(スタンプ制にしてごほうびを与える、目標を宣言して挫折しにくくするなど)。しかし、その根底にある「行動科学」の考え方を知っていた方が続けやすくなるように感じた。
年収10倍の本の文中でも紹介されていた本。そのエッセンスはうまくすくい上げられていると思うが*1、より詳しく知りたい人は読むことをお勧めします。簡単に読める本なのでぜひ。


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

  • ターゲット行動(増やしたいと思っている行動「不足行動」、または減らしたいと思っている行動「過剰行動」)
  • ライバル行動(不足行動を増やす時邪魔をするもの…英語の勉強をしたいのにテレビを見てしまう、ブログを書きたいのにネットサーフィンしてしまう)
継続のための基本はふたつ
続けるための5つのステップ
  1. 継続すべきかどうかを決定
    本当に続けたいのか、目的が明確化されているか
  2. どの行動をターゲットにしたいのか
    不足行動か?過剰行動か?
  3. ゴールを設定し、まわりに公開する
    まず数値化された目的・目標を設定する。「何のためにやるのか?」「どこを目指すのか?」を明確にする。ステップ4のメジャーメントにも必要なので期限・期日・数値目標を決める。
  4. メジャーメント(計測・測定)
    行動が増えたか、あるいは減ったかをきちんと計測し、行動を目に見える形にする。メジャーメントには計測の期間を定めることも必要。期限を切ることでゴールを作れる。
  5. チェック
    行動が増えているか、減っているかをチェックする。メジャーメントとの違いは数値によるシビアな計測ではないこと。ここでは各ステップの結果、行動の増減を確認するだけでよい。5つのステップの目的は、ターゲット行動を増やすこと、あるいは減らすこと。思わしい結果が出ていなければたーケット行動の選定を謝っている可能性がある。その時はステップ1からやり直さなければならない。
    同様に、ライバル行動の増減もチェックしてみる。ターゲット行動とライバル行動は表裏一体の関係にあるので、測定がより正確になる。

*1:毎日投資時間をブログに書くのは「年収10倍の本」を読んで決めたが、元はこの本のアイデアのようだ