宇宙(そら)にお願い―夢を実現させる方法 Jonathan Cainer 竹内 克明 説話社 2007-06 価格 ¥ 1,260 by G-Tools |
そんなジョナサンが自分の願いを叶えるための方法、それもどうやって宇宙にお願いすればいいかを書いた本が出ると聞き、これは読まなければと出版と同時に図書館に予約を入れたのが去年の夏前。何と、1年半もかかってしまった。
私はその間にシータヒーリングを学び、まさしく「宇宙にオーダーする方法」を身につけたので、今さら読んでもなあ、という気持ちもあったのだがさらっと読んでみた。すると、なかなか面白かった。
この本はお願いされる先である「守護天使」*1からのメッセージとして書かれている。私たちが宇宙にお願いをする時の疑問や正しい方法、何に気をつければいいのかが詳しく語られている。いわゆる常識とされていることが全く必要なかったり、逆に何の気なしにやっていることが、実は願いが叶いにくくなることだったりする。
中でも一番面白かったのは、「この世にひとつしかないものをたくさんの人が同時に欲しがったらどうなるのか」という話。これは、それぞれの願いを受けた守護天使がお互いの力を打ち消し合ってしまうため、静止状態になってしまい、誰かがその願いを取り下げて拮抗状態が解けるまでその状態から抜けられないのだそうだ。アイドルのファンがこぞってその人と結婚したいと願うとこういうことになるわけだ。なるほど。
さらにもうひとつ、耳が痛かったのは「死に物狂いに願うと叶わない」という話。
思い入れが強すぎると副作用が出てきます。そのひとつは私に頼むことを忘れ、死に物狂いで、ほかの方法を試すということです。死に物狂いになっている人はある種の霊的な「場」を自分の周りに作り上げます。彼らは磁石のように自分が望むものを引き寄せようとします。でも場合によっては、磁石はお互いに反発しますよね。それと同じで、死に物狂いになっている人は、ほしくてほしくてたまらないものをみすみす自分から遠ざけているのです。
私は人生で何度もこれをやって失敗している。気軽にちょっと願った方があっさり叶うのはこういうことだったのだ。いつまでもギンギンに願い続けるのではなく、一度しっかり願ったらあとは忘れる、というのもこういう状態になるのを避けるためだったのだろう。
このように、知っておいた方がうまく行くことがたくさん書いてあるので、願いごとを叶えたい人は読んでみるといいと思います。
*1:最後にその正しい姿が明かされますが、ネタバレになるので伏せておきます