毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

仕事力UPのためのシンプルなしかけ☆☆☆

4806129771仕事の「5力」
白潟 敏朗
中経出版 2008-03-18
価格 ¥ 1,365

by G-Tools
経営コンサルタント・白潟敏朗さんの本。この本はどこかで紹介されていたわけではなく、少し前に読んだ本にはさんであった出版案内で知った。2行ほどの紹介文で興味を持ったので、まったく本を見ずに図書館で予約したのだが*1、受け取ってびっくり。本のタイトルからは想像できないくらいナンパな本だったのだ。

絵や図が多く、字は大きいし余白も大きい。しかもお笑いの人がしゃべっているような文体。真面目な本をイメージしていた人なら顔が引きつりそうだが、内容は極めて濃い。
著者が、職種を問わずすべてのビジネスパーソンに必要だ、と考えている基本的スキルは次の5つ。

  1. 「聴く力」
  2. 「考える力」
  3. 「話す力」
  4. 「書く力」
  5. 「時間力」

専門的なスキルはこの5つを身につけた上に発展していくもの、という考え方は非常に明快でわかりやすい。
また、この本の大きな特長は簡単にできる「シンプルなしかけ」が紹介されていること。「理屈はわかった。でも具体的にどうやればいいの?」というよくあるジレンマがない。すぐ取りかかれ、続けやすいのでそれだけ身につきやすいのだ。

全部で20個の「シンプルなしかけ」が紹介されている。しかも、そのネーミングが「にこチラ」「グースーヒー」「マイアポもテチョ〜ル」など、思わず吹き出すような印象的なものが多くてつい覚えてしまう。人によって苦手分野はそれぞれだと思うので、弱いと思うところからどんどん試せる。私はロジカルシンキングと、話す時に説得力が弱いという弱点を自覚しているので、その辺からやってみようと思う。

シンプルだが、たくさんあるものからエッセンスを凝縮したしかけなので、結果が早く出るような気がする。自分のスキルを見直すためにもぜひ読んでみてください。


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

稲盛和夫氏の「人生・仕事の方程式」

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
この方程式のポイントはかけ算であること。考え方はマイナスからプラスまで、熱意と能力はゼロからプラスまである。つまり、どんなに熱意と能力があっても、考え方がマイナスならトータルの結果はマイナスになる。

船井幸雄氏の「伸びる人財の3条件」
  1. 素直
  2. 勉強好き
  3. プラス思考

逆に考えてみるとよくわかる。「素直じゃない」「勉強嫌い」「マイナス思考」

「じかん上手」上級者は作業時間をプラスする

「じかん上手」*2に慣れてきたら、それぞれの作業に「予想作業時間」を書く。そして、その日の夜に「実績時間」を書く。そこで、予想と実績を比べてみて、次回以降のかかる時間の予測精度を高めていく。そうするともっと時間上手になれる。

*1:それも20人待ちくらいでかなり人気がありました

*2:シンプルしかけのひとつ。やるべきことを書き出し、優先順位をつけたリスト