毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

母から伝わる生き方の知恵☆☆

ずいぶん前に「探書リスト」に書いていた本。どこで紹介されていたのか忘れてしまった。同じ出版社の本を読んだ時、巻末に広告が載っていたのかもしれない。


すぐ読めてしまいそうな、小ぶりな本だ。いかにも若い女性が好きそうだ。でも、書かれていることは深い。「娘」だから本当は若い女性向きだと思うが、もう少し経験を積んだ世代が読んでも受け取れるものはたくさんあると思う。


田口ランディさんは“母”としてたくさんの“娘”たちに語る。田口さんは私の母よりずっと若いが、母の気持ちを代弁してくれたようで、読んで心が癒された。母がなぜあんなことを言ったりしたりしたのか、その本心がわかって長年のわだかまりがほぐれる気がする。10代の頃母親と上手く行っていなかった人には、それだけでも読む価値があると思う。


さらに、女性が生きていくために本当に必要なことをやさしい言葉で伝えてくれる。今読んでももちろん素晴らしいが、この本は10代、せめて20代のうちに読んでおきたかったと思った。そうしたら、もっと生きやすかったかもしれない。もしかしたら、違う人生になっていたかもしれない。そのくらい、本質的な大切なことを学べる。
特にタイトルの「クレンズの魔法」は素晴らしい。私は印刷して手帳に入れた。毎朝読み返せば、それだけで輝いた1日になりそうだ。

若い女性必読です。少し前若い女性だった人も、娘を持つ人にもきっと役に立ちます。


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

幸せはイメージから生まれる(P12)

それが実現しているかどうかではなくて、あなたが感じている、そのワクワクが幸せというものです。誰かがあなたに与えてくれているのではなく、幸せは、あなたの心の中から湧いてくるイメージの力が生み出しているのです。

あるがままと、わがままの違い(P20)

あるがままの人には、あまり我がありません。あるがままの人は自分の直感に忠実なのです。そして、直感というのは我が入り込む隙がないんです。
「こうしたらうまくいく」「こうやったらすごいものができる」「この方法はみんなのためになる」、そう感じた瞬間に体が動いてしまっているのが、あるがままの人です。
時として直感の人はみんなの都合を無視して意外な方法を選んだりするので、わがままと見られることもありますが、あるがままの人は他人の中傷など気にもせずに我が道を行きます。

「はい」は、オープン・ザ・セサミ、ひらけゴマの魔法です(P79)

運命を受け入れる(P82)

どのような絶望も、絶望の外にいるよりもずっとマシです。絶望の外側にいて絶望を眺め、恐怖している人が一番絶望しているのです。
でも、ひとたびあなたがその苦難の内側に入りさえすれば、あなたは自分が何をすべきかがわかります。そうすれば、もう絶望している暇はなくなります。
絶体絶命のどうしようもない時、「はい」と顔を上げて運命を受け入れた瞬間に、魔法がかかります。

拒絶する方法を身につける(P85)

娘たちよ、精神的なものであれ、肉体的なものであれ、あなたに向けられたすべての暴力は拒絶しなさい。
「私は拒絶する」
そうつぶやいて、あなたのナイーブさを、あなた自身で守ってください。その繊細な心は宝物なのです。あなたにはそれを守る強さが与えられています。その力を呼び覚ますのです。

病気は自分について学ぶチャンス(P103)

体はあなたのことを何でもよく知っています。もし、体調が悪くなったら、その理由を心にも聞いてみるといいですよ。

橘川幸夫さんの本の言葉(P106)

眼鏡屋の「思い」とはなにか。
「お客が近視にならないで、眼鏡を必要としないで欲しい」という思いを持つことによって、眼鏡店の役割が変わり、一気にビジネス領域が拡大するはずである。
そして「思い」のない産業は死滅する。
『深呼吸宣言3』

イヤなことが気になって忘れられない時はどうするか(P114)

※著者の知人・板橋興宗さん(禅師)との会話
「気になるのなら、気にするしかないでしょう。ムリに締め出そうとするとかえって、気になります」
「でも、気にし始めるといつまでも気になってしまいます」
「それは、あなたが同じことを考え続けるからです。そういうのを愚痴というんですよ。1回、2回はいい、でも、3回目にそれを考えたら、もはや愚痴です。愚痴は何の役にも立ちません」
お坊さんは、愚痴を言いそうになったら歌でも歌いなさい、と言います。歌が苦手なら「ありがとさん」でも何でもいいから、別の言葉をつぶやいて考えを頭から締め出しなさい。いったん締め出せば執着が消える。ずっと考えて執着するから、それがいつしか悩みになるのだ、と。

あなたが知りたいことはなに?(P149)

あなたが知りたいと思ったことは、あなたしか確かめられません。あなたが確かめない限り、あなたは誰かが報せたいと思ったことを知らされただけなのです。
(中略)
ネットにあるたくさんの情報、それはあなたが本当に知りたいことではなく、誰かがあなたに報せたいことです。ふたつは必ずしも同じではないんです。