毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

成功の80%は考え方で決まる☆☆☆

マイケル・ボルダック氏の本は、1冊目の『1063人の収入を60日で41%アップさせた目標達成する技術』がビジネスブックマラソンで紹介されているのを見て読んで以来だと思う。前著もよかったが、気がつけばこんなにたくさん本が出ているんだ、と思ってこの本も図書館で借りて読んでみた。


読んでまず思い出したのが、本田直之さんが翻訳した『「デキる人」の脳』という本。“どんな質問をするかで脳の働きは変わってくる”というシンプルな事実に衝撃を受けたが、それと同じことを書いてあった。

ついついつぶやいてしまう「なんて私は運が悪いんだろう!」とか「どうしてこんなにダメなんだ」というような言葉は、脳にとっては質問になる。脳は一生けんめい自分の“運が悪い理由”“ダメな理由”を探そうとフォーカスするのだ。そうすると、人生もネガティブな方向に進んでしまうという。

つまり、常にポジティブに思える質問をするくせをつければ、人生は大きく開けるのだ。シンプルだが、とても深い発見だった。


そして、もうひとつ衝撃的だったのが、「拒絶」に対処する方法。本当は拒絶というものはなく、あるのは「反応」だけ。また、痛みは「信念と行動を変えなさい」というメッセージなのだという。痛みも拒絶も大嫌いで、できれば避けたいと思っていたが、そういう受け止め方があったんだ、と驚いた。


もし今が望ましくない状態だったとしても、やる気が湧いてくる本。書いてあることはむずかしくなく、読者をいたわるようなやさしい口調なので、辛い気持ちの人にこそ読んでほしい。明るい気持ちで新年を迎えましょう。
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読書日記:『「デキる人」の脳』



以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

自分が人生で欲しいものを手に入れるためには(P37)

他の人が欲しいものを得る手助けをしなければいけません。他の人の手助けをすればするほど最終的には自分の欲しいものも手に入れることができるのです。

成功の80%は心理学によって決まる(P48)

残りの20%が、どうやって達成するかという「やり方」の部分なのです。

成功している人たちが自分に対してする質問(P60)

「欲しい結果は何なのか?」
「それを達成するために具体的に何をしなければいけないのか?」

痛みに感謝する(P67)

痛みというのは、神様からのギフトなんです。つまり、
「自分が変わらなければならない」
ということを教えてくれるメッセージなのです。でから、痛みを感じた時には、あなたは感謝をする必要があります。
(中略)
痛みが存在するというのは、
「信念」と「行動」を変えなさい
というメッセージなのです。

人生を変える3つの信念(P68)

1.「私は 変えられる」
たとえば、理想的な愛に満ちた伴侶がほしいなら、それはできると思うことです。自分のことも変えられるし、状況を変えることもできます。あなたの欲しい結果を得ることもできます。
2.「変えなければいけない」
「できたらいいな〜」ではなくて「絶対にやらなければいけない!」なのです。そして、いつ変えるかというと、「今」なのです。
3.「私は今すぐ変える」

すべての不安はリミッティング・ビリーフから生まれる(P72)

あなたの前進をさまたげるのは、リミッティング・ビリーフなのです。
(中略)
人のリミッティング・ビリーフを特定するには、簡単な質問をします。
「どうしてゴールに到達できないと思いますか?」
と。これが鍵になる質問で、その人はできない理由をすべて私に話します。そしてそれが、リミッティング・ビリーフが反映されたものです。

成功者の質問を手本にする(P89)

もし誰かが人より幸運に恵まれているとしたら、それはたいていその人がよりよい質問をし、よりよい答を得ているからなのです。だからこそ、成功者たちが自らに問いかけている重要な質問を、手本にすることが大切になってきます。

痛みを楽しみに変える(P92)

質のよい質問の例としては
「私が人生で本当に欲しいものは何だろう?」
「私はなぜそれを欲しいのだろう?」
「私はそれを得るために何をする必要があるのだろう?」
(中略)
最後に、自分の求めるものを得るためだけでなく、その過程を楽しむことができるような質問をします。
「どうやったらプロセスを楽しめるだろうか?」

億万長者ドナルド・トランプが投資の時にする質問(P98)

ひとつめは
「最悪の場合、どういうことが起こるか?」
もうひとつは、
「それに対処できるか?」
です。ドナルド・トランプは、もし最悪の場合に対処することができれば、利益はおのずと生じると信じているのです。

自分に力を生む質問(P98)

1.「今どんな感情を持っているだろう?」
2.「どんな結果を出したいのか?」
3.「今、人生で何に感謝できるだろうか?」
4.「これの素晴らしいところは何か?」
5.「どう使えるか?」
6.「どうしたらより良くできるか?」
7.「このプロセスをどう楽しめるか?」
8.「今、何を与えることができるか?」
9.「今、完璧なこの瞬間に、どう感謝できるだろうか?」
10.「私にエネルギーを与えてくれる少量でおいしい料理は何だろうか?」
11.「今、自分に問いかけることができる最も良い質問は何か?」

第1の質問「今どんな感情を持っているだろう?」(P99)

なぜなら、自分の感情を理解するということは人生の中でもっとも大切な側面だからです。
(中略)
「今の気持ちは?」と問いかけることによって、自分の感情を直ちにチェックすることができ、ポジティブな気持ちを保つよう努めることができます。あなたが成功へのコースに乗っているか、外れているかを感情によって知ることができるのです。

今の気分でわかること(P100)

気分がよいとしたら、人生の目標達成のためのコースにいることを意味します。不快な思いをしているとしたら、あなたが失敗へと向かっていることを意味します。
ネガティブな気持ちなら、次のふたつのうちどちらかを変えなければなりません。解釈を変えるか、行動を変えるかです。

「プロセスが楽しめるリスト」を作る(P107)

人生を楽しむすべてのリストを作ります。そして、プロセスを楽しみたい時には、そのリストを取り出すだけでいいのです。
(中略)
気分が良くなることを少なくとも25個あげてみてください。(中略)気分が良くなるよう、プランを立てるのです。

刻一刻が申し分なく完璧と考える(P109)

もしそうでない瞬間があるとしたら、それは出来事にネガティブな意味を自ら作り出した時です。
(中略)
もし、痛みを感じていたとしても、その瞬間は完璧です。それは何かを変える必要があることをあなたに押して絵くれている最高のギフトだからです。

失敗者がよく使う言葉(P116)

「わかりません」
→自分の脳に「わからない」というせいで、脳はそれを実行してしまうのです。実際「わからない」と言ってしまったら、決してわかることはありません。
「やってみる」
→試してみるかどうか、ではないのです。やるかやらないか、なのです。
「やるべき」
→「やるべき」という言葉は、責任の欠如を示しています。成功者は結果に自ら責任を持ち、必要とあれば何でもします。
「できません」
→「できません」と言ったとたん、その人はすでに負けているのです。(中略)「できない」ということで、人の潜在能力が限られてしまいます。「できない」と言うやいなや、失敗なのです。
「それほど悪くありません」
→この言葉がなぜ悪いかというと、基準を低くしてしまうからです。
(中略)
人生を変えるには、基準を高くするしか方法がないからです。

成功するためのフレーズ(P122)

「答がわかっているはずです」
「もしわかっていたら、何と言うだろうか?」
「やろう」
「できないとしても、やらなければならない。やらなければならないのなら、できる」
または
「できるとしたら、どうなるだろうか?」
「自分の本来のレベルには、まだほど遠い」
(中略)
あなたの「やらねばならない」が何であれ、それこそが達成されるものなのです。人生を変える唯一の方法は、「やるべき」を「やらねばならない」に変えることです。

ウィン・ウィンの関係を作る真の精神は(P128)

相手にもその人が望むものを得て欲しいと、あなたが心底思うことです。これが、両者が得をする合意のもとになります。

「なぜ相手のことを気にかけるのか?」(P130)

それに答えることによって、説得力のある理由に結びつきます。ビジネスの相手を気にかけることによって、ウィン・ウィンの契約を成立させる方法を見出すことができます。

「だとしたら」と質問する(P136)

「もし○○だとしたら、どうですか?」
と言う質問をすることです。これが秘訣です。このことによって、ウィン・ウィンの合意を作り上げることができるのです。
「もし○○だとしたら」という質問をすれば、相手は仮の話として気軽に答えることができます。堅苦しい思いをせずに、答えることができるのです。
(中略)
いかなるコミュニケーションでも、「だとしたら」という質問を常にするようにします。相手が前向きに考えるからです。

相手の目標を明確にする(P137)

ウィン・ウィンの合意に達するためには、相手が目指す成果をはっきり理解する手助けをしなければなりません。多くの人は自分の目指す成果が何であるか、わからないでいるからです。
(中略)
つまり、明確であり、計測可能であり、達成可能で、心から大切でそして、時間の期限がある目標です。そのためには、質問をします。たとえば、
「具体的に何を得たいですか?」
「その成果を測ることができますか?」
「その成果はあなたにとって重要ですか?」
「いつまでに?」
などです。

ラポール」をつくる(P141)

ラポールとは、調和の取れた人間関係という意味です。
(中略)
よい関係であるほど、あなたの質問や意見に対してよい反応が返ってきます。このことの本当に意味は、コミュニケーションの質は、完全に、あなたが作り上げる人間関係の質に関わってくるということです。

相手をポジティブにする質問(P162)

「今日一番幸せに感じることは何ですか?」
「今人生の中で何に一番感謝していますか?」
「最近の出来事で、わくわくすることは何ですか?」
「人生で最も楽しんでいることは何ですか?」
「人生の中で、何に一番全力を傾けていますか?」

問題解決の質問(P164)

「この問題のよい点は何でしょうか?」
「完璧でないのは、どの点ですか?」
「あなたの欲しい結果を得るために、何をする気がありますか、あるいは、したくないことは何ですか?」
「どうしたらプロセスを楽しむことができますか?」

成功への秘訣は、たくさん拒絶されること(P181)

なぜなら、成功はどんなに目に見えるものでも、ナンバーズ・ゲームなのです。
求めているものがどんなものであろうと、何らかの拒絶を経験する必要があります。10人に1人は何にでも「イエス」と言いますが、10人に9人は「ノー」と言うと私は思っています。

本当のところ、拒絶なんてない(P183)

あるのは「反応」だけです。人に拒絶されたら、気分を害し、不愉快に感じ、少し傷つき、怒りさえ覚えるかもしれませんが、そういった感情のすべては拒絶した人から生まれたものではなく、その人を拒絶したあなたから生まれたものなのです。(中略)
あなたが他人を拒絶した時に、拒絶が生まれるという意味です。言い方を変えれば、あなたが拒絶しているから、愛されていないと感じるのです。
拒絶に打ち勝つカギや秘訣は、たとえ拒絶されてもその人を愛し続けることです!
たとえ納得できなくても、相手に与え続けましょう。それが私の意味する愛情です。

コミュニケーションに拒絶はない(P184)

人の感情や意志に感謝しましょう。そうすれば、人を愛する状態のままでいられます。拒絶を感じるのは、他人を愛さない時だけです。拒絶とは、愛する状態から抜け出ることです。
人生では人から拒絶されることはありますが、そのことが相手に愛情がないという意味ではありません。単に、その人がよい状態でないのかもしれません。だから、あなたに辛く当たるのです。他人に対する思いやりが拒絶に対処するカギです。与えることにフォーカスしましょう。(中略)
…人に拒絶されても愛情を持ち続ければ、そのうちその拒絶が感謝や愛情に変わるので、拒絶されなくなります。これが拒絶に打ち勝つ秘訣なのです。
愛情を持ち続けましょう。相手に愛されていないと思っても、短い時間でもいいので愛情を持って接しましょう。
確かなのは、人を愛さない人は苦しんでいます。あらゆるコミュニケーション行動の中に、拒絶なんてものはありません。あるのは「反応」だけです。
「反応」とは、今の行動が機能していなくて、やり方を変える必要があるということを伝えるサインのことです。

「拒絶」はチャンス(P185)

拒絶というのは、実は新しい関係を生み出します。こういう時、私は
「どうしてそういうのか聞いていいですか?」
と質問します。そこから何かを学びたいからです。理由が何かわかれば2度と同じミスは犯さないからです。
(中略)
最初は、コミュニケーションの技術がつたないので拒絶されるかもしれませんが、なぜかと問い続け、そこから何かを得て、「反応」を得続けましょう。そうすれば、最終的には欲しい答が得られます。

無視すること(P188)

いちいち抵抗する人に対処するのはやめましょう。抵抗を無視すると、時間の90%を活かせます。

問題を質問に変える(P190)

相手が抵抗を感じているものを、質問に変えるのが秘訣です。問題を質問に変えるのです。
なぜなら、問題にフォーカスしないと解決できないからです。質問を変えることで問題は解決できます。
たとえば、ある人が「かなりコストがかかるね」と言います。最初そのことを理解し、相手の感情について話します。
(中略)
…いったん、相手と協調関係になれば、そこで「そうすれば」という言葉を使い、問題を提起します。「これはゴール到達のために価値ある投資だろうか?」と。質問をすることで、相手の心理をコストから価値へと変えています。
…コストに集中している人は常にコストのことを考えますが、価値に集中する人は価値のことを考えます。
問題ではなく解決方法に考えを集中してもらうのです。問題ばかり考える人は、その問題を質問に変えるまで、決して解決方法を考えません。どんな抵抗にあおうと、常に強調し、常に向き合いましょう。