毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

ヴェリブで広がる、パリ散策の楽しみ☆☆☆

パリを自転車で走ろう
伊藤 文
グラフィック社(2010/09)
¥1,890
著者はパリ在住の料理ジャーナリスト。この本では、実際に著者がパリのレンタサイクル・ヴェリブに乗ってパリの20ある区をそれぞれ回っている。
なかなか他の観光ガイドブックでは見られない、素顔のパリを知ることができる。


場所のセレクトも秀逸で、ジャンルもグルメだけでなく見るところも多い。それも観光スポットではない通りや建物まで。紹介されていないと気づかないようなお店や、地元民の愛するスポットもたくさん登場する。
区別に紹介されているので、それぞれの地域のカラーもわかって面白い。「パリ」とひとくくりにして言うことが多いが、ずいぶんいろいろな違いがあるのだ。
写真もとても素敵で、見るだけでもパリ散策が楽しめる。

また、巻末のヴェリブの使い方は写真がたくさんあってわかりやすい。これなら観光客でも使えそうだ。


問題は、隠れた名店が多いので、もし実際に行くとなるとフランス語が堪能でなければ入れないのでは?ということ。観光客相手の店ではないので、行くのがためらわれそうな気も。ただ見るだけのスポットは大丈夫だが。

私の場合、フリータイムは1日しかないのでこんなにいろいろと行くのはまず無理。どこに行こうかな、と迷うだけでもずいぶん楽しませてもらった。
ちょっとディープなパリ、他の人が知らないパリに興味のある人は、ぜひ読んで妄想してください。もちろん、これから行く方にも役に立ちます。