毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

あなたの億万長者のイメージ、間違ってます☆☆☆☆☆

「ふつうの億万長者」徹底リサーチが明かす お金が“いやでも貯まる”5つの「生活」習慣 (East Press Business)
トマス・J・スタンリー
本田 健訳
イースト・プレス(2009/11/25)
¥1,523
ずいぶん前に図書館に予約していた本。知ったきっかけは不明だが、本田健さんの訳した本なので、読んでみたかったのだと思う。
いいタイミングで読めてよかった。生きた方が変わりそうなくらい衝撃を受けた。


ホワイトカラーの多く住む街と、ブルーカラーの多く住む街。さて、億万長者が多いのはどちらでしょう?
――おそらく、ほとんどの人が前者だと思うはずだが、実は正解は後者なのだそうだ。
著者は1970年代からアメリカで、億万長者に対する大規模な調査を行ってきた人だ。データから正しい億万長者像を解き明かし、そうなるためにはどうすれぱいいかも教えてくれる。

それはびっくりするくらいシンプルだった。

億万長者になるための「7つの秘訣」(P4)
1.収入を下回る支出で生活すること。
2.時間とエネルギーと金を効率的に配分し、安全な資産を形成すること。
3.世間体よりも、お金の心配をしないですむことの方が大切だと気づくこと。
4.親から経済的に自立すること。
5.子どもたちも経済的に自立させること。
6.チャンスを上手につかむこと。
7.自分の能力や資質に適切で、心から愛せる仕事を職業にすること。

訳者あとがきとして、本田健さんの解説が読めるのもうれしい。
そこにはさらにシンプルに

好きな仕事ができるようにシフトし、収入以下の消費をして、余った分を投資する

とあった。そう、たったそれだけなのだ。


私にとって衝撃だったのは、「金持ちに見える人と実際に金持ちの人は違う」ということだ。
よく、成功法則の本などで「一流の人になるには一流の人の真似をする、本物に触れてみる」といって、高級な場所に出かけたり、一流のものを持つことを勧めている。
今まで素直にそんなことをしていたが、この本によればそれは間違いだ。私が真似していたのは「セレブになりたくてそのように振る舞った結果、破産する」人なのだ。

お酒に関する面白いエピソードがある。大々的にマーケティングをして、“成功者が飲むバーボン”というイメージを獲得したあるブランドを買うのは、実は成功者に憧れる人がほとんどなのだという。
著者がインタビューしたある化学系の仕事に従事する億万長者の男性は、その銘柄に見向きもしない。もっとも安価で手に入る銘柄を好んで買うそうだ。その男性曰く「値段がいくらであっても化学式は同じ」。

確かに、本田健さんの『幸せな小金持ちへの8つのステップ』に、小金持ちが乗るのはベンツではなくオデッセイ、着ているのはユニクロGAP、見ただけではわからないと書いてあった。

正直言ってこれを読んだ時には自分の人生を全否定することになり、かなりショックだった。
でも、華やかに消費して人からうらやましがられることよりも、自分が安心で自由でいることの方が大切だ。
今からでも遅くない、生き方を変えてみよう。


目からウロコの事実が次々に出てくるのでインパクトが大きい。データや数字はすべてアメリカのものなので、ちょっとピンと来ない部分もあるが、それでも学べることはたくさんあるはず。
今年は貯金したい、と思っている人はぜひどうぞ。
今後、著者の他の本も読んでみる予定です。
私のアクション:1年を通じて収入以下で生活する


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

億万長者が大事に守る「5つのルール」(P5)

1.誰に対しても正直で誠実であること。
2.自らの欲望や行動を律することができること。
3.他人との関係を良好に保つ社会性を身につけること。
4.価値観を共有し、支えてくれる配偶者を見つけること。
5.一生懸命に働くこと。

高額消費をする人は誰と張り合っているのか?(P6)

実は自分と同じような消費傾向を持つ人同士で張り合っているだけだ。つまり、経済的に成功した人ならこういう行動を取るだろうと自分たちが思い込んだ行動をまねているだけなのだ。

金持ちに見えることと金持ちであることは違う(P19)

=金持ちに見える人のほとんどは金持ちではない。

億万長者になるために欠かせないのは(P29)

労働と節約に励み、欲望を抑えること。
これは億万長者が例外なくやってきたことである。

消費スタイルは、「誘惑」と「模倣」と「慣習」によって左右される(P44)

高額の消費を強く促し、実際に支えているのは、高いステータスを求める隣人なのだ。
(中略)
ステータスの高い職業がこれほどまでに財産を増やすのがむずかしいのは、彼らが都市部の「お金のかかる」地区に住んでいるためだ。彼らは富裕層向けの地区にある高級住宅に住む傾向がある。だから使う金額が多くなり、あまり貯金と投資に回すことができない。

金持ちでいることの重要なメリット(P133)

一代で財をなした億万長者の大部分は、自由、安心、他者に依存しないでいられることなどを…あげている。日常仕事を肩代わりしてくれる雇い人を持つことがメリットなのではない。経済的な心配や他者に対する経済的債務から解放されていることがメリットなのだ。

金を使うことが幸せにつながるわけではない(P146)

経済的に成功している人々の大半は、周りの人や自分を納得させるためのステータスシンボルを必要としていない。彼らの人生に対する満足度の高さは、乗っている車のブランドとは関係ないのだ。

高い所得を得ることと、本当に裕福になって経済的に自立することとの間には、大きな違いがある(P150)

収入イコール富という評価基準は成り立たない。

裕福であることの利点は(P183)

高級ブランド品を持つことよりも、むしろ経済的に自立や安心感の方にあるのだ。高い自己評価は、経済的自立を達成することではぐくまれる。経済的自立と成功による達成感は両方とも、幸福や生活に対する満足感につながる(以下略)。

あなたのその行動は浪費?それとも投資?(P211)

次に財布を開こうとした時に、ぜひ一度、自問していただきたいと思います(※訳者あとがきより)。