毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

「6年周期」を歴史上の人物で検証する☆☆☆☆

意識の法則と6年周期リズム―あなたが願うもの、恐れるものが叶う
石原 加受子
長崎出版(2008/04)
¥ 1,575
「もうムリ! 」しんどい毎日を変える41のヒント』が面白かったので、著者の石原加受子さんのサイトを見に行った。すると、興味深い項目が。
6年周期リズム診断
根が占いフリークの私、おおもとは何かな?*1と身近な人間の生年月日を何人か入れてみたが、心当たりのどの占いもあてはまりそうになかった。
サイトだけでは全貌が見えないので、著者の本でわかるものはないかと探し、タイトルで借りたのがこの本。
当初の目的は果たせなかったが、著者の提唱する「自分中心心理学」との相乗効果で、なかなか奥の深い本だった。


この本は「6年周期リズム」の応用編だろう。6年周期の検証と、そのリズムをいかに「意識の法則」「調和の法則」を使って味方につけるか、人生をよりよいものにするか、という本だ。


著者はたくさんの著名人で検証した結果、この「6年周期リズム」は時代や国を問わず使えるルールだと判断したそうだ。その例としてまず挙げられるのがダイアナ元妃。
さらに、この本のほとんどを使って語られるのが信長、光秀、秀吉、家康の4人の戦国武将だ。暦が旧暦のためこのリズムを適用するのに苦心した、ということは書いてあるが、そこに何があったのか、どういう心理状態だったのかを探る方法が何と“意識にコンタクトする”というおよそ心理学とはかけ離れたもの*2
ここでアカデミックなもの以外受け付けない人は無理だと思うが、私はあまり気にしないのでそのまま読んだ。

直接意識にコンタクト、が大丈夫でも、次の障害は歴史的知識。去年大河ドラマをほぼ通して見ていたおかげでだいたいついて行けたが、日本史が苦手な人は苦労すると思う*3


そこさえクリアできて、6年周期の基本知識があれば、こんなに面白い本はなかなかない。
名前は「6年周期」だが、実際は12年周期で、6年で隆盛と浄化のサイクルが交互にやってくるというもの。細かくいえば「隆盛期」「浄化期」と呼ばれるものはそれぞれ2年ずつで、私がこの本でいろいろ検証した結果、浄化期=天冲殺*4のようだ。
ただ、著者は浄化期を悪運の回ってくる時期とは考えていない。

「浄化期」には、あなたの精神的な思いが、あなたの意識レベルのままに形となります。「隆盛期」には、あなたが物質的に手に入れたいものが手に入ります。その形となって現れたものが、よくも悪くも“現在”のあなた自身です(P46)

浄化期には、「無意識の底に埋もれている“生”の自分」が表面に浮上する。
それは宇宙と調和していない部分、つまり自分の弱さや卑劣さや醜さなど、あますところなく起こる出来事が、自分自身の鏡となる。生の自分が、形となって現れる時期である。
浄化期の時、生の自分を自覚し改善するために、自分自身が、大きなイベントを引き寄せる。
隆盛期の時は、日ごろ自分が望んでいることが、次々と形になっていく。多少不適切なことをしても、上昇しようとする勢いのエネルギーの方が強い。だから、望めば、目の前にあるものを蹴散らして前進することもできる。
(中略)
隆盛期だけではない。本当は浄化期であっても、自分が宇宙と調和していれば、何事も順風に進む(P233)

それを具体的に上記の戦国武将たちで説明してくれる。これほどわかりやすい題材もないだろう。
少し時期がずれていたり、多少こじつけに見えるところもあるが、確かに流れというものはあるんだな、と納得できる。


でも、6年周期以上に興味深いのは「意識の法則」だ。サブタイトルの「あなたが願うもの、恐れるものが叶う」という言葉の意味を読んだ時には衝撃を受けた(下のメモに書いてあります)。
意識の持ちようによって、人生は変えられるそうだ。
五感と感覚を大事にして、味わうように生きること。自分の感情・意志を大事にすること。そうすれば、人の本質は宇宙と調和しているので、自然と自分を活かす方向に行けるという。


この本をいきなり読むのは難解なのでおすすめしないが、知っておくとずいぶん生きていくのがラクになりそうだ。
著者の他の本も読む予定にしているので、読んだらまた報告します。
私のアクション:自分の感情を大事にする

関連記事
読書日記:『「もうムリ! 」しんどい毎日を変える41のヒント』


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

「もし自分が、本当に、心からそう望んでいるとしたら、必ずそうなる」(P8)

特別の人になりたい。
自分がそう望むなら、特別の人になれる。
だからもし、現在の自分が、「望む自分」になっていないのだとしたら、それは、自分が「顕在意識で望んでいること」と、「自分が無意識のところで望んでいること」あるいは「信じていること」が異なっているからだといえるだろう。

どれだけ自分を本当に愛することができるか(P17)

「自分を愛すること」ができれば、「相手を愛すること」ができる。
「意識の法則」「調和の法則」に則れば、結局、自分を愛することと、相手を愛することとは、同じである。
だから、「自分が他人の犠牲になる」ことは、本当の意味で、自分を愛しているとは言わない。

「信念」とは(P21)

「意識の法則」に従うと、自分がそうだと「信じ込んでいること」は実現する。その信じ込みが強ければ強いほど、そうなる確率は、グンと高くなる。自分がそうだと信じ込んでいると、現実がそうなっていく。その思い込みを「信念」という。

決定権は自分にある(P21)

…その信念が、真実かどうかは問題ではない。他者にとっては真実でなくても、自分にとって真実であれば、充分だ。自分が強く固く信じ込んでいれば、それが具現化していく。自分が無意識に、人生をそうなるように仕立てていくのである。
そういう意味で、どんな場面においても、「決定権は自分にある」。

悪い現象が消える時(P34)

それは「自分がその問題を直視し、責任を取ろう」と“意志を持って決定した”時である。その決意の瞬間、まるで凍結していた空間が、ガラスの箱のように崩れ落ちて、明るい希望の日差しが顔を染める。
それを直視しようという本物の決意が、悪い状況を溶かす。この時、「因果応報」は起こらない。なぜなら、「意識の法則」の真の目標は、「自分を愛する」ことであり「自分を解放する」ことであるからだ。

「当たり前」のものはなくならない(P114)

「意識の法則」に従うと、当たり前のごとく“実感”しているものは、「有る」。あるいは、「得る」ことができる。
反対に、失うことを恐れ、それを“実感”しているものは、「失う」。
それは、この実感が「信念」だからである。

「流れに逆らわない」(P125)

というのは、(家康が)人質時代を過ごしていた時学んだ処世術だと言えるだろう。この生き方が、信長のように運命を悲惨な状況へと導かない方法のひとつでもある。特に浄化期は、自分の生き方の問題があらわになる時期であるために、それから逃れようと抵抗しても、振り切れるものではない。

満足度を高くする(P146)

満足は「味わって、実感して」初めて得られるものである。したがって、“五感と感情”が解放されているほど、満足度は高くなる。

なぜ「恐れるもの」も叶うのか(P175)

それは、あるものを恐れている時、すでに頭の中で「その恐れが実現している」光景を想像し、心で実感しているからである。しかもその実現している実感は、希望や願いよりも強烈であるために、いっそう実現しやすい道を造る。

無理に奪って得たものは失う(P193)

それは、ひとつは、無意識に自分を罰するからである。無意識の罪悪感がそうさせる。

自分が取る行動はすべて「どこかで学習したもの」(P218)

どこかで気づいて変えなければ、学習した同じパターンを繰り返す。多くの場合、それは身近にいる両親である。

目的は何でもいい。なくてもいい(P244)

目的がなくても、自分の感情・意志を大事にして「自分中心」になっていけば、自然と、自分を活かす方向へと、自分の無意識が運んでくれる。

*1:生年月日を聞く占いは、たいていは四柱推命などの中国由来のものか、全部足して1桁にする数秘術と呼ばれるものが多いです

*2:著者によれば、ユング派の学者でこの方法をやった人がいたそうですが

*3:巻末に詳細な年表はついています

*4:呼び名はいろいろですが、12年のうち2年回ってくる厄災の起きやすい時期のこと