毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

タイプ別、お金が貯まらない理由がわかる☆☆☆☆

年収200万円からの貯金生活宣言』の続編に当たるのがこちら。
前著が面白かったので、こちらも読んでみた。
予想外にチャートテストが面白かった。


◆目次◆
あなたの「貯まらん症候群」チェックチャート
はじめに
PART1 もっともっと貯金生活 お金は使って貯めよう!
1使って貯める!正しいお金の使い方
2あなたの「貯まらん症候群」はどう治す?
あなたは大丈夫? 現代に多いお金の病気
お金の病気1 お金はどこに消えた症候群
お金の病気2 節約しているつもり症候群
お金の病気3 ちょっとゼイタク症候群
お金の病気4 みんなと同じだけど症候群
お金の病気5 仕方ないわよね症候群
お金の病気6 借りてて当たり前症候群
お金の病気7 やる気はある!症候群
お金の病気8 節約はネガティブなのよ症候群
お金の病気9 すべてが投資!症候群
3貯金生活必勝法 秘密のパワーアップツール
PART2 貯金生活:大きなお金がかかるステージではどうする?
1老後がとにかく不安なあなたへ
2 保険は悪者?人生を救う保険の選び方
3 備えあれば憂いなし 教育費は何とかなる
4 結婚は人生最大の投資or浪費?
5 他人には聞けない借金の真実
[特別ふろく]横山式90日間プログラムをおさらいしよう
おわりに

目次に載せている「お金の病気」9つのうち、自分がどれに当てはまるのかが巻頭のチェックチャートでわかる*1

節約の方法はすべての人がやるべき基本もあるが、それぞれの傾向や弱点がわかれば、さらによりよい方法が見つかるはず。
ちなみに、私は「ちょっとゼイタク症候群」になったが、大爆笑。過度の本格派思考は、積み重なると結構な出費になるという*2
自分にとっては当たり前と思っていたことが、見方を変えると不必要な出費ということがあるかもしれない。

他には、老後の資金や教育費の考え方や、無駄なく欲しいものを手に入れるためのノートの作り方など、より実践的な内容になっている。
これを読むと、お金を貯めるのに一番必要なのは、日々の意識なのだということがよくわかる。

巻末には「横山式90日間プログラム」をおさらいできるページもついている。
前書と内容が重なる部分も多いので、両方読む必要はないかもしれない。
迷っている方はこちらを先に読んでみて、プログラムに興味を持ったらよりくわしい前書を読むのがよさそう。

そろそろお金を貯めなくちゃ、という方はぜひ読んでみてください。
私のアクション:普通の調味料を使う♪


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

自分自身が複利でがんばる(P54)

90日間だけがんばる短期(単利)的な行動も悪くないが、短期にとどまらず、繰り返し続けていくと、それが自身や生活習慣を整えることにつながる。
すると、自分自身にレバレッジがかかり(以前の自分より物事の実現可能性が高まり)、複利のような効果を生む。つまり、貯金生活1クール(90日間)めで得られた効果を、2クールめでさらに大きく育てられる。

先にある大きな金額だけを見据えるのではなく、小さな目標金額をひとつひとつ積み重ねていくことを繰り返す過程で、自分自身にレバレッジをかけることができる。

「損得バランス」を考える(P70)

人間は日々の行動に損得バランス(=メリット・デメリットを天秤にかける)を自然と取り入れている。

例)家計簿をつける
デメリット   メリット
手間がかかる  お金が貯まっていくうれしさ
        必要なものを必要な時に購入できる
        金銭を気にせず、どこへでも出かけられる

損と得を天秤にかけて、損の方が大きければ、家計簿は続けられないし、得の方が大きければ、家計簿を続けられる。
→損得バランス、意志を持って使いこなせば最強の見方になる

まずは、自分の現実をしっかり見きわめること。
そして、自分なりの損得バランスを作ること。

“お金を貯められる人と貯められない人”の差は、損得バランスにある。

失敗の対極にあると見えがちな成功や幸せは、実は失敗の延長線上にある(P83)

極端に失敗を恐れて可能性の幅を狭めない。

自分のお金の傾向に気づく3つのチェック(P128)

・現状のお金を引き出す頻度
・引き出す時の金額
・その引き出したお金をどのように使っているのか

ネットショッピング3つの心得(P130)

1.その買い物は何なのか、生活必需品なのか娯楽なのかを考え、かつ決済する前に「消費・浪費・投資」のどこに振り分けるかを考えよう。
2.実際のお店も含めて、価格の比較をしよう。時には、その商品を店舗で見てみる。送料などを考慮すると、どこで買うのが得かがわかる。
3.迷ったらやめるというルールを作る。購入について迷いが出るのであれば、本当に必要、またはほしいものではないのかも。

口座の使い分け:著者の場合(P134)

1.生活口座
日常生活に必要なお金を管理したり、ちょっと急な費用をまかなう→近くにある利便性のよい銀行の普通預金
2.貯金口座
計画的に貯蓄しようと予定したお金や、生活口座で余ったお金を入れたりする口座。ただし、完全に固まっていないので中期的に置いておく→ネット銀行の1年もの定期(1年以上使わないお金は投資口座へ)
3.投資口座
貯金口座よりも長期的に先を見据えてのお金を入れる。→投資信託の積み立て(ネット証券など)
4.お楽しみ口座
これをして楽しみたいとか、買いたいといった時に実行するためのお金を用意しておく口座→ネット銀行の普通預金

*1:節約の超優等生の方は、当てはまる項目がないかもしれません。そういう人はこの本を読まないという前提なんでしょう

*2:これを読んで、「調味料はちゃんとしたものを買う」のをやめました…。前はおしょうゆに700円、みりんに千円くらいかけていたので