【お断り】内容を損なわない程度に表現を変えているところがあります。ご了承ください
自分のことを量ではなく質で評価する(P11)
HSP(Highly Sensitive Person)は行動の質が高いので、他の人と同じようにたくさんのことができなくてもよい。量で劣っているなら、質で取り返せばいい。
「HSPは物事を軽く受け止めるのが得意ではない」という自覚を持つ(P47)
環境が適切なものでなければ、心に余裕がなく、さらに苦しむことになる。
HSPは口に出したり行動する前に考える方が得策(P53)
エネルギーは無限にあるわけではないので、見当外れなものに多くのエネルギーを費やす余裕はない。
自分のエネルギーを奪うものに注意する(P53)
無用な諍いは、神経のバランスを長期間にわたり乱すので、避ける。
寒さや空腹、喉の渇きにも、他の人たちよりもずっと左右されやすいので避ける。
常に緊張している感覚がある→スイッチをオフにする習慣を持つ。リラクセーションと瞑想が役に立つ。
あなたはすべての世界に対し、責任を取ることはできない(P58)
あなたが責任を取るということは、同時に他の人の責任を肩代わりしてしまうことになる。
HSPは多くの経験を必要としない(P64)
独自の豊かな精神世界を持ち、自らの思考や想像を糧にしている。そして、考えることや吸収した情報を昇華させることに、多くのエネルギーを費やす。
自尊心が低いからこそ「優秀」でいようとする(P73)
自分に高い基準を設けてしまうたいていの要因は、自尊心が低いことにある。
高い基準は、自尊心の低さを補うために設けたもの。
(中略)
HSPの多くは自尊心が低く、自分自身に高度な要求をし過ぎることで、自信のなさを補おうとする。しかし、要求が高度であるがゆえに、くり返し失敗を味わい、このことが自尊心に負の影響を及ぼす。そうした悪循環を断ち切ろう(P213)。
恥じていることや隠したいことが多いと、会話するのが難しくなる(P101)
秘密を守ることにエネルギーを使うため、言葉がスラスラと出てこなくなる。
HSPの人は、まずありのままの自分を好きになる必要がある(P116)
自分にとって過度となる刺激が生じないよう、周囲の環境を整える必要がある。それができれば、問題の多くが自然と解決され、ぐんと上手に立ち回れるようになり、人と関わることに非常に意欲的になり、社交性が出てくる。
「怒りを行動で発散させる」のは、HSPには逆効果(P127)
※枕を叩いて発散するなど
体を使うなどの攻撃的な行動に出ると、怒りは消えるどころか、増幅させてしまう。
こういう時は、怒りの気持ちを誰かに打ち明けるか、緊張を解く練習をする方がずっとよい。
道徳的思考「○○するべき」を置き換える(P138)
あなた自身や他の人に対し、あなたがよく下すジャッジのひとつを例に取り、それを「○○だったらいいのに」または「○○してほしかった」に代えてみる。そしてあなたの自己認識にどんな変化が起こるか感じてみよう。怒りの下にある悲しみではなく、平穏が訪れるはず。
HSPは断り上手になることが大切(P146)
自分がどこまでなら耐えられるのか、境界線を引いておき、それを越えそうな時は、「NO」と言う。
相手の言葉に耳を傾けるのであれば、自分自身の言葉も相手に聞いてもらう(P159)
自己表現することで、過剰な刺激を受けるのを避けられる。
「滋養の時間」を持つ(P201)
横になってうつらうつらするのではなく、静かに座って、できる限り何もしないことで、自分の中に入ってくる情報を選別できる。
(中略)
その間、ほとんど何もしていないと感じるかもしれないが、あなたの内側では、実にたくさんのことが行われている。
エネルギーを一新したあとのあなたは、力強くなっている。
間違いを犯した時に自分を咎めてしまう人の予防策(P206)
まず、過ちを犯したばかりの自分の心の内を想像してみる。そして、自分自身を客観的に外から見て、愛情深い言葉をかける練習をする。