毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

『NLPの基本がわかる本』メモ

脳の3つの基本プログラム(P18)

1.「脳は空白を作るとそれを埋めようとする」(空白の原則)
2.「意識は同時に2つ以上のことを考えるのが苦手である。よって焦点化が起こる」(焦点化の原則)
3.「脳は快を求めて痛みを避ける」(快・痛みの原則)

意図的にほしい情報が埋まるように「空白」を利用する(P22)

私たちがどんな「問題意識=問い=空白」をもつかによって、私たちが収集したり体験したりすることが決まってくる。
(中略)
…研修などで何かを教える時、初めは抽象的な表現を使って少しわかりにくく教えることがある。そうすると、受講生の頭に空白ができて、受講生の意識のみならず無意識(潜在意識)までが知りたいと感じ始める。そして、しばらく「わからない」という少しモヤモヤした気持ちを感じてもらってから答を伝えると、集中して聞き、印象深く(強いインパクト)記憶してもらえる。
これは推理小説と同じ手法。

意識は焦点を当てたものしか見聞きできない(P26)

意識はそれほど性能がよいわけではないので、原則的にひとつに焦点化して初めて使うことができる。
仮に何でもかんでも情報が一度に見えたり、聞こえたりしてしまうと、パニックになってコントロール不能になる。脳は焦点化することによって多くの情報を自動的に省略し、特定のものしか見えないようにしている=フリーズを避ける。

5W1Hの質問で相手の意識レベルを探り出す(P116)

アイデンティティーレベル Who(誰)? 私はピアニストである 使命・役割
信念・価値観レベル Why(なぜ)? ピアノは人を豊かにする 動機・許可
能力レベル How(どのように)?   ピアノで曲を弾く 行動の決定・許可(戦略・計画)
行動レベル What(何を)? ピアノの鍵盤を押す 行動・反応
環境レベル Wnen(いつ)? 放課後 機会・制約
環境レベル Where(どこで)? グランドピアノ・防音室 機会・制約

  
※最も強い影響力を持つのがアイデンティティー→自己イメージ全体を単純化した信念と考えられる

人間には複数のアイデンティティーがある(P128)

しかし、同時に複数は選択できない。一度に選べるのはひとつのアイデンティティーのみ。

適切なアイデンティティーを選ぶ(P132)

著者が営業をしていた時代、「何かを売る人」というアイデンティティーを選んでいる時は結果が出なかったが、「クライアントのパートナー」というアイデンティティーを持つようになり、クライアントとの間に強い信頼関係(ラポール)が生まれた。