仕事のゴチャゴチャが解決するシンプルな仕組み
現代書林(2013/07/02)
¥ 1,430
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1日5分ミニノート仕事術
仕事のゴチャゴチャが解決するシンプルな仕組みposted with amazletパンローリング株式会社 (2014/04/20)
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【2019/12/11UP】
Kindle Unlimitedで見かけた本。「1日5分」ならできるかな、というのと「ミニノート」という言葉に惹かれて読んでみた。
結果は、ノート術の本ではなくて仕事術の本でした(タイトルを見ればわかるのに)。ああカン違い。
でも、仕事術としてはなかなか面白い本だったのでご紹介します。
◆本の目次◆
はじめに
第1章 仕事の問題が解決する!「ミニノート仕事術」イントロ編
第2章 自分の仕事が明確になる!「ミニノート仕事術」実践編
第3章 仕事のレベルが向上する!「ミニノート仕事術」応用編
第4章 仕事の結果が激変した!「ミニノート仕事術」ケーススタディ編
付 章 チームの力が強靭になる!「ミニノート仕事術」相棒化編
おわりに
- 著者はこんな人
- 「ミニノート仕事術」の中身はほぼ「アイビー・リーのアイデア」
- 目標作業時間を記入する
- 仕事に重要度のランクをつける
- 「ミニノート」である必要は、私には感じられませんでした
- 「仕事ができる」=「上司に評価される」
著者はこんな人
- 著者は元トランペット奏者という異色の経歴の持ち主
- 東京芸大を卒業後、名門ジャズバンドでトランペットを吹いていた
- ところが、リーマンショック+サンプリングマシンの機能向上で仕事が激減。30にしてサラリーマンに転身
- この時、ミュージシャン時代の「最速で身につけるノウハウ」が生きてコンサルタントに
企業のコンサル時に導入を勧めるのが「ミニノート」なのだそう。
「ミニノート仕事術」の中身はほぼ「アイビー・リーのアイデア」
この本に書いてある「ミニノート仕事術」の概要は次の通り。
- やらなければならないことを書き出す
- 順番をつける
- その通りにやる!
- 終わるまで他のことには手をつけない
…あれ、どこかで見たことあるな、と思った方。そうです。かの有名な「アイビー・リーのアイデア」*1(またはアイビー・リー・メソッドとも)とほぼ同じ。
※ご存じない方は、このサイトがわかりやすいです
monopolis-sai.com
それを、ミニノートでやりましょう、というのがこの本。
仕事ができないという状態は、ほとんどの場合が本当に〝仕事ができない〟のではありません。仕事の段取りや優先順位が整理されていないため、何から手をつけていいかわからなくなり、混乱しているだけ(244)
だから、ミニノートを使って「今自分がやるべき仕事を整理し、本当に重要な仕事に集中」できるようにします。
ノートを開いて、「今日の日付」を入れ、「仕事のリスト」「目標作業時間」「仕事の期限」「取り組む順番」「終了した印」を記入していくだけ
(350)
1 何をやるか(内容)
2 いつまでにやるか(期限)
3 どれだけやるか(レベル)
ミニノートには、この3つの要素を必ず記入します(185)
目標作業時間を記入する
成果を出すために、「今日終わらせる仕事」には必ず「目標作業時間」を書く、というのがポイント。
“締切効果”で能率を上げられるし、実際にどれだけ時間をかけているか把握できて、仕事時間を短縮するきっかけにもなる。
実は私が知りたかったのはここだけでした。「見積もり時間と実際かかっている時間のギャップをどう埋めていくか」が知りたかったんですが、あまり深い考察はなく、残念。
仕事に重要度のランクをつける
ミニノートに書き出した仕事にランク付けすることで、優先順位がつけやすくなる。
- A 改善業務 新たな価値を生み出す「新規業務」
- B 緊急業務 これが多い場合は仕事のやり方を見直す
- C 通常業務 朝礼、事務作業、メールチェックなど
- D やめるべき仕事…やってはいけないムダな作業 ※ただし、自分で勝手に判断するのは禁物
Aが後回しになりがちですが、これを増やそうと意識することで仕事の質も変わってくるそうです。
「ミニノート」である必要は、私には感じられませんでした
これを言っては、身もフタもないんですが。
人それぞれ使いやすいサイズがあると思いますし、手書きのノートは「並べ替える」ことがむずかしいので、付せんを使ったり、スマホアプリの方がやりやすいなら、それでもいいのではないでしょうか。
私はある程度スペースがないと圧迫感で何も考えられなくなるタイプなので、ミニノートは1日で挫折しました…*2。
「仕事ができる」=「上司に評価される」
Twitterにも書きましたが、この本で一番印象に残ったのはこのフレーズでした。
実は、会社勤めにおいて「仕事ができる」とは「上司から認められる」ということ(213)
確かにそうです。人事考課の基準となるのは「直属の上司の評価」ですよね。
上司と相性が悪いとか、上司がアホやからとぼやいている場合ではありません。
上司が何を求め、どういうことをすれば評価の対象となるのか、と考えるのは企業で生きていく上でとても大切なこと。
そのための成果の出し方がくわしく書かれています。
20代の時に読みたかった…と思ったので、会社にお勤めの若手の方におすすめします。
私のアクション:タスク*3にランクをつけてみる(→バレットジャーナルのデイリーログに)
■レベル:守 社会人になりたて~数年の方にはいい本です。
次の記事は私の個人的メモです。興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。
book.yasuko659.com