毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

空の心

十牛禅図―般若心経の「空」の心を知るための絵物語

十牛禅図―般若心経の「空」の心を知るための絵物語

去年タロットの初級講座で「十牛図」というものの存在を知った。
10の絵と詩からなる、悟りの道の物語。自分の心を牛にたとえ、その扱い方を教えるものだ。
牛を探すところから始まり、最後は俗世間に戻って行く。悟ったからって山にこもるのではなく、悟ったからこそ普通の生活に戻る、というのが心にしみた。

もともと人の心は鏡、清浄心だと著者は説いている。煩悩が出てきて心が汚れたら拭けばいい。煩悩の草が生えてきたら抜いたり刈ったりする。そのためにするのが座禅。座禅は自分をカラッポにするだけではなく、自分の心を見つめてこの世のすべてものとひとつになる(一元化)。

タロットは西洋のものなのに不思議だが、確かにこの考え方と同じものを示しているし、信州で受けてきたセミナーの教えとも重なる。この世の真理は宗教の壁を越えている。面白い!