- 作者: 松原哲明
- 出版社/メーカー: 主婦の友社
- 発売日: 2005/10/01
- メディア: 単行本
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10の絵と詩からなる、悟りの道の物語。自分の心を牛にたとえ、その扱い方を教えるものだ。
牛を探すところから始まり、最後は俗世間に戻って行く。悟ったからって山にこもるのではなく、悟ったからこそ普通の生活に戻る、というのが心にしみた。
もともと人の心は鏡、清浄心だと著者は説いている。煩悩が出てきて心が汚れたら拭けばいい。煩悩の草が生えてきたら抜いたり刈ったりする。そのためにするのが座禅。座禅は自分をカラッポにするだけではなく、自分の心を見つめてこの世のすべてものとひとつになる(一元化)。
タロットは西洋のものなのに不思議だが、確かにこの考え方と同じものを示しているし、信州で受けてきたセミナーの教えとも重なる。この世の真理は宗教の壁を越えている。面白い!