毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

ダメなものはダメ

先月の終わり、熱が出た。理由はたぶんいろいろあると思うが、例によって「気合いを入れすぎ→風邪」のパターンだと思う。
しかし、いつもと違ったのが熱が長引いたことだ。いつもは「だらだら熱が出て、上がりきらない分長引く」のだが、今回は高熱が出たのに長引いたのだ。しかも、熱があるのに妙に動けた。なので、いつもと変わらない生活をしていた。仕事もあったので「寝ていられない」意識が強かったこともあると思う。

しかし、木曜日にふと思った。
「熱が下がらないのは、熱がある、と自覚していないせいじゃないの?」
熱があったらふつうはおとなしく寝ている。なのに、いつも以上にテンション高くバリバリ動いていた。

「ああそうだった、熱があるんだったわ」と受け入れたそのとたん、まったく動けなくなった。あまりに建設的モードに針が振れていて、自分の状態がわからなくなっていたらしい。このところずっと、やるべきことに追い立てられていたのを、いったん全部あきらめた。家で寝たり起きたり、ゴロゴロテレビを見ていたらあっさり熱が下がった。あんなに1週間以上も下がらなかったのに。

すべてが気合いとポジティブ思考で乗り越えられるわけではないのだ。悲しい時、弱っている時、具合の悪い時もある。そんな時、見ないふりをしても何の解決にもならない、ということがよくわかった。どんな時でも自分を受け入れられる気持ちの余裕がないと、結局先に進めないのね。ダメな時はダメだとちゃんと認めよう。「ダメなものはダメ」なのだ。


というわけで、ほとんど毎日更新してきましたが、今回は思い切って1週間飛ばすことにしました。「あきらめ」も肝心だということで。
読書日記も書けなかったので、簡単な紹介のみ載せておきます。


※最近読んだ本

ブリッジマンの技術<br>(講談社現代新書)ブリッジマンの技術 (講談社現代新書)
鎌田 浩毅

by G-Tools
著者は火山学が専門で、「世界一受けたい授業」などテレビにも多数出演している。ブリッジマンとは「相手との間にコミュニケーションの橋をかける人」という意味。この本を読んで初めて「フレームワーク」の意味がわかった。平易なのになるほど!と思うことが満載なので☆4つ。
五感で磨くコミュニケーション<br>(日経文庫)五感で磨くコミュニケーション (日経文庫)
平本 相武

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最近続けて読んでいる「話し方関連」の本の中でもとても役に立った本。この本を読んで初めて「NLP」の概要がつかめた気がする。評価はこちらも☆4つ。ちなみに、著者は「すぐやる!すぐやめる!技術」の平本あきおさん*1です。

*1:相武であきおと読むらしいです