仕事が夢と感動であふれる5つの物語(講演CD付) 福島正伸 きこ書房 2008-10-31 価格 ¥ 1,575 by G-Tools |
この本を通じて語られるのは「夢」について。夢を持てない人、生活に必死でとても夢を持つ余裕のない人に、それでも夢を持つ素晴らしさを教えてくれる。
ただ、今回感じたのは、これは「夢がない、または持てない」人には素晴らしい本だと思うが、現在夢やビジョンがあり、それを現実にするためにすでに何かしら努力している人にはもの足りないような気がした。読む人によって評価は分かれると思う。私にとっては☆2つかな、という評価になった*1。
夢はすべてを変える力になる。夢なんて持てないよ、という人に読んでほしい本。
以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。
夢を持つと変わる、7つのこと
1.景色が変わる
夢を持つと、毎日同じ道を歩いていても、毎日違うことに気づくことができるようになる。自分の意識が変わると、気づくことが変わる。気づくことが変われば、景色が変わって見えるようになるのだ。
2.苦手な人も必要な人に変わる
夢を持つと、批判や中傷ですら、アドバイスに聞こえるようになる。夢はどのような他人の意見も、実現のための糧にしてくれる。
今のままでいようとすればするほど、苦手な人がたくさん見つかる。しかし、今よりも成長して夢を実現しようとすればするほど、苦手な人がとてもありがたい人になっていく。
3.経営資源が集まる
夢を持つと、必要な知識、情報、技術、人脈などが、まるで「自然に」と言っていいくらいに集まりはじめる。
4.時間が増える
理由その1.時間の使い方の優先順位が変わるから。
理由その2.集中力が高まるから。
理由その3.無駄な時間がなくなるから。
5.勇気が出る
自分の中に外的環境に左右されない軸ができる。この軸は不動であり、一時的にどのような厳しい環境に置かれたとしても、そこで動揺することなく、今できることから、ただひたすら前進し続けていくことができるようになる。
6.すべての経験が意義あるものになる
どんなに辛い経験も、夢を持てば必要な過去になる。一方、夢がなければ過去の辛い経験は辛い経験のまま。過去の価値は、どんな夢を持つかで変わってくる。
7.能力を引き出す
夢を本気で達成しようとする時、私たちは自分では今まで気がつかなかった能力を発揮するようになる。夢は自発性を喚起して、自分の中にある潜在的な力を発揮させる働きをするからだ。
私たちは自分の可能性を引き出しているという実感がある時、つまり、それまで使っていなかった潜在的な能力を使いこなしていると感じる時、何ごとにもかえがたい生きがいを得ることができる。
*1:前著の出版記念講演を収録した付録CDがあるのですが、時間がなくて聞けていないので、こちらは評価に入っていません。ご了承ください