がんばらないで成果を出す37の法則―アライアンス人間関係術―
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平野敦士カール
ビジネス社 (2009/3/26)
¥1,155
ビジネス社 (2009/3/26)
¥1,155
「おサイフケータイ」の生みの親として有名な平野敦士カールさんの本。以前読んだ『アライアンス「自分成長」戦略』が面白かったので読んでみた。
私は順番が逆になってしまったが*1、この本は『アライアンス仕事術』のあと、様々な感想や質問が寄せられたことがきっかけで書かれたものだそうだ。“より実践的なことを”というコンセプトなので、37の法則がわかりやすくまとめられていて気軽に読める。
成功法則の本をたくさん読んできた人には、今の自分がどのくらいできているのか、チェックする目的で読んでもいいと思う。
私がこの本を読んで一番なるほど、と思ったのは次の言葉だった。
大切なのは、あなたという人を上司や同僚、取引先などまわりの人たちに正しく評価してもらうことなのです。自分という人間を正しく評価してもらうこと、そしてそこから信頼を得ることが新しいチャンスを得るためにもっとも大切なのです。
どんなに高学歴でも資格を持っていても、人からの信頼に勝るものはないのです。
高学歴ですばらしいキャリアの持ち主である著者だが、真摯なことばがつづられていて、ご自分の経験から得たものを伝えたい、という熱い気持ちが感じられる。こんな人だからたくさんの人とつながり、大きなことをたくさん成し遂げてこられたのだな、と納得した。
どんな組織も人でできているし、結局は人と人のつながりがすべての元になる。どうすれば信頼してもらえる人になれるのか、ぜひこの本から学んでください。