家族が借りてきたので、興味を持って読んでみた。1冊でファイリング術*1、手帳術、ノート術がわかりやすくまとめられているコンパクトな本だ。
横書き、豊富なイラスト、カラーと本が苦手な人でも手に取りやすくなっている。
特にオフィスに机がある人なら、ファイリング術は確認の意味で読んでも役に立つのではないだろうか。文書だけではなく、机の整理やカバン、パソコンの中身までいかに整理するか教えてくれる。
ただ、全体に目新しいことはないので、社会人になって日が浅い人がターゲットだろう。システマティックな方法や限界を超えるヒントを求めて読む本ではなさそう。自分のやっていることに間違いや取りこぼしがないか、チェックのために読んでみるといいかもしれない。
それからひとつ気になったのが“ノート術”の項。こういうやり方に著作権はないかもしれないが、内容があまりにも奥野宣之さんの一連の著作に似ている気がする*2。他にも参考にしている本は多そうなので、巻末に参考文献リストがあれば読者にも親切だし評価が上がったのでは。
1冊で3度おいしい本なので、まず最初に手に取るにはいい本です。新社会人へのプレゼントにもどうぞ。