毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

目次にだまされるな☆

上であんなことを言っておいて何だが、実は途中で読むのをやめた本もある。これも必要な情報かと思い、あえて書いておくことにした。


タイトルといい、目次といい、読みたくなるように作ってある。だが、読んでみると求めているものと微妙にずれている。第3章まではがんばって読んだが、途中で時間の無駄だと思いあきらめた。

著者は関西のある大学の学長をしている人で、著書も多数。それでちくま新書と来たら信用するではないか。この違和感は何だろう…と思いながら読んでいて、ハタと気がついた。ああそうだ、これはコラムではなくてエッセイなのだ*1。著者を知っていて、好きな人なら読める。でも、ふつうの人は知らないおじさんのエッセイにつき合っているヒマはない。少なくとも、このタイトルや目次に惹かれて読む人に応える内容ではないと思う。これは私の感覚なので、個人差はあると思うが、私は携帯を持たず、時間が取られるからとブログもやらないし読まない人に、現代の知的生産術を教わりたいとは思わない。


目次で内容をみろ、とは先日の鹿田尚樹さんも奥野宣之さんも、他のいろいろな本でも言われていることだ。たまにこういうのに当たると、自分の感覚が信じられなくなるから怖い。勉強になりました。

*1:くわしくはこちらのメモをどうぞ――コラムの書き方がわかる実践編(2010年6月24日)