毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

キレイな人は生き方そのものがキレイ☆☆☆☆☆

美しくなりたい女性ならおそらく知らない人はいない、美肌師佐伯チズさんの本。美容に関する本は何冊か持っているが、生活のことについて書かれた本があるとは知らなかった。たまたま別の本のうしろの広告で見て読みたくなり、図書館で借りてきた。
新年に読むのにふさわしい本だった。今年最初の「読書日記」はこの本にしたいと思って選んだ。


まず、はじめにさらっと書いてある“「美生活」10ヵ条”というのがすごい。

「美生活」10ヵ条(P12)
1.好きなもの、きれいなものを身近に置く
2.「自分がきれいになる」ことを忘れない
3.花やグリーンをたやさない
4.香りや音もインテリアに取り入れる
5.1日5分でも「自分に還る」時間をもつ
6.本物にはお金と時間をかける
7.「エコロジー」は心地よいものである
8.美味しい手料理を人や自分のためにつくる
9.心から相手を想って贈り物をする
10.夢中になれることをもつ

100の知恵はこの10ヵ条がもとになっている。
ご自宅をリフォームした話、こだわりの家具や品々、さまざまな一流品。それを読んで「成功してお金がある人だからできるのよ」と読むこともできる。お取り寄せや紹介されていお店で同じものを買って佐伯さんに近づいた、と喜ぶこともできる。たぶん以前の私は後者だ。

今の私が一番心惹かれたのはディテールではなく、佐伯さんの生き方そのものだった。
見返しの部分に抜粋されていたこの言葉を読んだだけでノックアウトされた。

友だちがたくさんいれば、さみしくないのか?
人脈は、やはり大事なのか?
男性にモテれば女は幸せなのか?
そう問われれば、私にとってはどれも「ノー」です。
女性が「シンプルきれい」に生きていくための、もっとも手っ取り早い方法、その第一歩は「ひとり時間、ひとり空間」を持つことです*1

いくらローションパックをしても、美容法を極めても、本当にきれいな人にはなれないのだ、と思った。

自分の性格をよくわかっていて、できる方法を考える。無理はしない。生活にメリハリをつける。楽しみも忘れない。
こんな風に年を重ねたい、と思った。

昨年秋から、「自分がきれいになる」ことなどどこかに飛んてしまっていたが、この本を読んでやっと軌道修正できそうな気がする。
すべての女性にお勧めです。なお、メモには美容のことはほとんどありませんが、もちろん本にはたくさん紹介されています。
私のアクション:ケチらず、始末する
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以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

快適な暮らしというのは(P26)

自分のからだが慣れ親しんだもの、好きなものを身近において生活するということ。
心地いいツボは他人が決めるものではなく、自分の五感が一番よく知っているはずです。

「手を抜く」ということは(P31)

決して悪いことではなく、生活にメリハリをつけてくれるものなのです。

身近な場所に一流品を置く(P46)

一流のものには、一流にしかない触感や形、そしてオーラがあります。
少し背伸びをしてでも一流に触れ、一流の空気を吸っていれば、いずれ自分も「一流」に近づいていけるのです。
(中略)
バカラのクリスタル製品は、あからさまに個性的な形状をしているわけでもなく、ロゴが目立つところに入っているわけでもありません。なのに、ひと目でそれとわかる表情がある。
私はこういう「ひかえめな本物」が大好きですし、自分もそうなりたいと思っています。

ケチと始末は違う(P62)

人さまに対することにケチってはいけない。
お香典やご祝儀、手土産などは、感謝の気持ちだと思って多めに用意し、決して出し惜しみしないこと。
そして始末とは、倹約や節約を意味します。
つまり、ムダづかいをしないことです。私にとって一番身近な始末は、「ものを最後まで使い切る」ということです。

空き箱ストックは年に1回チェック(P69)

…どんどん溜まる空き箱は、大箱の中に中ぐらいのサイズのものを入れ、その中に小箱という具合に、「入れ子」状態にしておけば、場所を取りません。そして1年たっても使わないものは、思い切って処分します。

「やることリスト」を作る(P80)

…日ごろからやりたいと思っていることをリストアップしておくと、オフの日が有意義に過ごせます。
日常の細々したことは、つい後回しにしてしまいがち。
だからどんなに小さなことでも、気になったらちょこちょことメモしておいて、それを塗りつぶすつもりでこなしていくと、生活の中の雑事は片付いていきます。あくまでも義務ではなく、次のお休みの楽しみにしてしまうのがコツです。

家の中の雑事をゲームにする(P81)

小学校の先生をしていた方が、生徒と校庭の草むしりをする時に、ただ「雑草を抜きなさい」ではなくて、「10分間で、ここまでやってみよう」というように「ゲーム」にすると労働が遊びになるとおっしゃっていました。

何も考えずに淡々とやる(P88)

…私は、朝の「小まめ運動」を欠かしたことがありません。
目が覚めてベッドから抜け出すと、私はパジャマのまま寝室で、腹筋、蹴り上げ、四股踏みを淡々とします。
この「淡々と」というのがミソで、着替えて、顔を洗って……なんてやっていると嫌になってしまうので、ゼンマイじかけのお人形みたいに、何も考えずに淡々とからだを動かす。これが長く続けるコツです。

深呼吸で心身をリセット(P102)

私のサロンでは、お手入れの前にまず、お客さまに深呼吸をしていただきます。
椅子に腰かけ、フーッと大きくゆっくりと口から息を吐き、そして新鮮な空気を鼻からたっぷりと吸い込んでいただく。3回ほどこれをくり返すと、お客さまのからだからみるみる「こわばり」が取れ、表情までやわらかくなり、やがてからだ全体がポカポカとしてきます。
(中略)
この時、「イライラよ、出ていけ!」「いいものよ、入ってこい!」と心の中で唱えながら行えば、心と体に溜まっているよどみを浄化する効果がさらにアップします。

リラックスというのは(P106)

だらしなくするということではなく、自分の心とからだをちゃんと解放してあげること。

夕食は40分で準備する(P238)

50分かかったところで、誰に責められるわけでもないのですが、どうせ台所に立つのなら、ダラダラと調理をするよりも、「40分1本勝負」とゲームにしてしまった方が効率もよくなりますし、段取りを考えながら調理するようになるからです。

*1:本文ではP144