毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

いきなり「ソリューション・リーディング」にトライ

■整読
最初は一番シンプルな「アクション・リーディング」にしたかったが、今日が返却期限の本があったので、その本の目的に合った「ソリューション・リーディング」を選択。
※それぞれの手法に合わせたA4のフォーマットは、全7種類。すべて著者のサイトからダウンロードできます(『必要な知識を15分でインプットできる速読術』の巻末に方法が書いてあります)

課題図書は『欲しかった“あと1時間”を手に入れる 時短家事メソッド』。家事はやってもやってもいつまでも終わらないし、達成感もなくて辛いので何かいいやり方がないかと思って借りたものだ。

ソリューション・リーディングは、理想の姿をイメージし、本から得たい「問い」を立てる。そして、理想に致るのに障害になっている問題点を3つ、「壁」として選ぶ。
その後実際にキーワードを抜き出してから、その壁をクリアするためのカギ3つにまとめる。
最後にプレゼン、という流れになるが、私の場合プレゼンの場はブログだ。
記事はこちら(暮らし編)

実用書なので、イラストも、具体的な実践の例もたくさん載っている。内容としては実はそちらがメイン。なので、普通にひと通りこの本を読んだ人は私の記事を読んで驚かれるかもしれない。
でも、それが「問い」を立てて読む、ということなのだと感じた。

ブログ記事には「壁」や「カギ」を明記していないが、「得られたこと3つ」として挙げてあるのが「カギ」。
ブログはもう少し本の客観的な情報が必要だと思い、自分の抽出した以外のことも盛り込んだが、それでもふだんよりずっとスムーズに記事が書けた。ポイントがうまく絞れていたからだろう。

実際には10分では読めず、20分弱かかっている。これは、ピックアップはしなかったが、実例やよさそうなグッズに付せんを貼っていたため。それを差し引いても、やはり10分で全体を俯瞰するにはかなりのスピード感が必要だと思った。


感覚としては、“通販カタログを特に目的を決めずに見るか、買うものをあらかじめ決めて見るかの違い”に近い。
カタログを見ることが目的だと全体をゆっくり見て、特に必要のないものまでついつい見たりしてしまうが、「今日はセーターを買う」などと目的がはっきりしていれば、関係ないインテリアや小物のページは迷わず飛ばせるのと同じだ。
もちろん、カタログを見る楽しみもあるので、時間のある時はそれを目的にしてもいいが、ふだんは効率よく欲しいものを手に入れたいことの方が多い。
なのに、読書は「カタログの最初からすべてのページを見る」のと同じやり方をしていることになる。目的に応じて、使い分けできた方がいい。

そして、やはり「問い」を立てる威力はすごい。自分が得たいものがはっきりしていれば、それに絞り込める。
慣れるまでは15分以上かかると思うが、ブログ更新まで含めてたとえ1時間かかったとしても、今までよりも速く、確実にほしい情報が得られ、人に伝えられる。とても満足度の高い読書になった。

連休のうちに、アクション・リーディングをいくつかやってみよう。
※読書日記はこちら
※詳しく知りたい方は高橋政史著『必要な知識を15分でインプットできる速読術
をご覧ください。