たかぎさんの本はいつも面白いので楽しみにしていたが、予想以上に抱腹絶倒の面白さだった。
◆目次◆
プロローグ 運動不足の日々ふたたび
CHAPTER.1 乗り越えろブランク、飲むぞごほうびビール♪
房総の海と魚介を大満喫！館山若潮マラソン（10km,千葉）
地元の方と交流♪ 元気をもらった奥川健康マラソン（5km,福島）
CHAPTER.2 土手、あぜ道、川の中… 自然の中を走ろう！
フルーツや野菜がいっぱい！小布施見にマラソン（ハーフ,長野）
川の中を全力疾走…!?八幡川リバーマラソン（1.5km,広島）
目指せ−３kg！新しいシューズも買ったよ
CHAPTER.3 カレーマラソンに暗闇マラソン!?おもしろ大会に参加しました〜
まさか、まさかの初優勝!?たんのカレーライスマラソン（2〜5km,北海道）
あのキャラにも会える!?ふたたびの松島マラソン（10km,宮城）
夜道をライトで照らして走る☆伊平屋ムーンライトマラソン（ハーフ,沖縄）
CHAPTER.4 走って食べて、また走る。天下の台所を走ランかな！
粉もん、おでん、なにわ人情！大阪マラソン（フル,大阪）
エピローグ 立ち込める暗雲
【金哲彦さんのページ】
金さんのマラソンテクニック♪
教えて金さん Ｑ＆Ａ
金さんおすすめ☆ご当地マラソン１５！
『マラソン１年生』『マラソン２年生』で、少しずつ練習を積み、着々と実力をつけてきたたかぎさん。この頃から積極的に地方のレースにも出場されてきたが、この本では、「マラソンと旅を両方楽しむ」というよくばりなプランがたくさん。場所は北は北海道から南は沖縄（しかも離島）まで、レースは大阪マラソン（フル）から川の中を走る１．５キロレースまで。
そのひとつひとつがとにかく面白い。この本は家族が「せっかく順番が回ってきたのに読めないのはもったいない」とわざわざ実家まで持ってきてくれたのだが、読みながら大笑いする私に
「笑いすぎ。３年間笑ってない人みたい」
とあきれたほど。
落ち込んだ時に元気が出るグッズを持っておけ、とよく言われるが、私の場合たかぎさんの本はマストアイテムかもしれない。
レースの中では、すでにけっこう有名な「たんのカレーライスマラソン」の詳細がわかって面白かったし、コースがすべて川の中という「八幡川リバーマラソン」には驚いた*1。
また、たかぎさんの本にたびたび登場する編集担当者の「かとうさん」*2が信じられないくらい大物で、とにかくネタが尽きない。私はかとうさんのファンなので楽しみにしていたが、今回も期待を裏切らない大活躍ぶり。
たかぎさんの作品はどれもマイペースでほんわかしているのだが、不思議に読むと元気が出て走りたくなってしまう。
今走っている人はもちろん、「ランニング、いいかも」と思いながら一歩がまだ踏み出せない人も、ランニングとは何の関係もないよという人もぜひ読んでみてください。
ただし、電車中で読むのは吹き出してしまうのでおすすめしません。
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読書日記：『マラソン２年生』
読書日記：『マラソン１年生』
*1:何と、あの為末さん（広島出身）はこのレースの優勝者であり、現在は「為末大賞」があるそうです
*2:メディアファクトリーの方なので、他社の作品には残念ながら出てきません
