毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

オフィスの断捨離を進めるには☆☆☆

仕事に効く「断捨離」  角川SSC新書 (角川SSC新書)
やましたひでこ
(角川SSC新書)(2011/05/10)
¥ 819
家族が借りてきた本。オフィスの環境を改善するのはもちろん、仕事のさまざまな面に「断捨離」の考え方が応用できるというので、期待して読んでみた。
正直言って、私には必要なかったかもしれない。


◆目次◆
第1章 「断捨離」は仕事の不安にどう対応できるのか
第2章 「断捨離」で身につけられる力とは
第3章 「断捨離」の基本は3つの大分類
第4章 仕事場で「断捨離」する前の心得
第5章 仕事に関する「困った」?を「断捨離」
最終章 俯瞰力を磨けば、「断捨離」力がアップする

タイトルの通り「オフィスにおける断捨離」がテーマだが、断捨離の基本は同じなので、特に新しい発見はなかった。
強いて言えば、公式ムックではあまり深く触れられていなかった「3つに分類する」が詳しく解説されていて、大分類→中分類→小分類と分けていくプロセスや、練習問題もあったのが収穫だった。


後半では、会議やスケジュール管理に応用できるとあるが、読んでもあまりピンと来なかった。「断捨離」の本質がきちんと理解できていればいろいろ展開できるのかもしれない。
単なる片づけ法ではなく、考え方・生き方なのだと著者は主張したいのだろうが、そこまで求めている人がどれだけいるのだろう。
ちょっと押しつけられた感があった。

私は「公式ムック」がわかりやすくてよかったが、家族は“この本の第1章で初めて仕組みが理解できた”という。
まず概念から知りたい、という理論派や、「職場を何とかしたいのにキッチンや押し入れを例に出されても困る」という男性諸氏は読んでみてください。
私のアクション:「3つに分類」を意識する

関連記事
読書日記:『見てわかる、「断捨離」(公式ビジュアルムック)』


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

「断」=「暖」、「捨」=「謝」、「離」=「理」(P39)

不要なものが消え、無駄なものが入ってこなければ、居心地のいい空間ができあがっていくもの。
「断捨離」の「断」は「暖」。心の豊かさ、温かさにも通じている。
(中略)
「断捨離」の「捨」は謝罪と感謝で成り立っている。
(中略)
「離」は、理念、理性、理会、理解、理想の「理」。
※理会の意味

[名](スル)物事の道理を会得すること。悟ること。
「我々が自然の意義目的を―するのは」〈西田・善の研究
goo辞書・国語辞典より
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/230545/m0u/

まずは3つに大きく分類してみる(P49)

「断捨離」は「変えられること探し」(P50)

「断捨離」はモノやコトの本質を見極める行法(P65)

「断捨離」はモノやコトと正面から向き合う作業(P73)

客観的にそれらを見つめることで、現状を認識し、分析し、判断していく。

3つに分類の練習「キッチン」(P79)

1.「食材」
2.「調理器具」
3.「食器」

「断捨離」は楽観主義(P87)

その都度主義でいいし、他力本願による期待感も抱かなくなるから、裏切られたと勘違いすることもない。

「断捨離」をスケジュール管理に活かす(P125)

重要な用件がどれなのかを絞り出し、前後にはクッションになりえる用件を配置する。

断捨離を実行しているビジネスマンの言葉
「15分の仕事、30分の仕事といったように、時間でこなせる仕事をあらかじめ見つけておき、待ち時間やぽっかり空いた時間にそれを当てはめるようにしている」

重要度の高い仕事を大分類し、中分類、小分類の仕事をクッションとして使っていく。