毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

『力の抜きどころ』メモ

上手に力を抜く人は、「がんばらないで結果が出れば素晴らしいと考えている(P34)

楽している、怠けていると感じがちだが、がんばらないで結果が出るということは、少ない労力で大きな結果を出すアイデアや工夫ができるということ=素晴らしい。

「今に集中する」ためのアイデア(P63)

■ノイズを減らす
仕事の途中で浮かんだ他の心配なことは、いったん紙に書いて脇に置いておく。
書くだけで不安が解消しない時は、「何をする必要があるのか」「いつから手を付けるのか」を書いておくと安心して手放せる。

■一点集中力を高める
ひとつのことに集中したいなら、スマホを見ながら食事をとる、などのマルチタスクをやめる。徹底してひとつのことへ集中する習慣を作る。

戦略的に妥協するためのポイント(P96)

■最悪、最高、合格の3段階で考える
戦略的に妥協を行う時には、「最悪の場合は何を重視するか」「最高のものに仕上げるために何をしたらいいか」「最低、何をすれば合格ラインなのか」という3つの基準から考える。

プロセス主義は視野狭窄につながる(P106)

完璧主義の人は、プロセスをきちんとしないと気がすまないので、本来の目的に叶っているかどうか、立ち返ることが重要。
→プロセスの完璧を目指すと、手順を正確にこなすことが目的化しがち。
→上手に力を抜く人は、目的中心に考える習慣を持っている。

目的思考になるためのポイント(P108)

■目的・本質を考えぬく
「そもそも何のためにこの仕事を行うのか?」
「今回求められていることで一番重要なことは何か?」
■相手の立場で想像する
仕事は相手の要望を満たすこと。そのためには、相手の立場で徹底して想像すること。
「お客様ならどんな資料をもらうとうれしいのか?」
「上司の立場なら、部下の行動としてどうしてもらうとうれしいのか?」

確率論で考える/打ち手を複数持つようにする(P147)

完璧主義の人は、ひとつの打ち手で失敗しないようにがんばる。
しかし、失敗を恐れるあまり、数を試すことを避けてしまいがち。

上手に力を抜く人は、ひとつのことに100%を求めず、失敗を受け入れながらいくつかの施策を試し、全体でうまく行けばいいと考える。

モグラ叩き思考」を止める(P165)

小さなリスクや心配の種を徹底してつぶすことを「モグラ叩き思考」と呼んでいる。
モグラ叩き思考でリスクに取り組むと、視野が狭くなり、全てに同じ労力でリスク対処をするため、疲弊する。

上手に力を抜く人は、重要度の高いリスクを優先して対処し、全体の大きなトラブルや問題を未然に防ぐ。

完璧にできない自分を受け入れる(P180)

もともと人間は不完全なもの。その不完全さを受容した時に、等身大の自分を受け入れることができる。

また、人間にはさまざまな面がある。怠けたい、遊びたい自分もいる。
それを否定せず、自分の中に存在するすべての面を丸ごと受け入れる。
大切なことは、自分を許すことができる領域を増やすこと。

KPTをノートに書く(P182)

K(keep)   やってよかったことで今後も続けたいこと
P(problem) 改善点
T(try)   やってよかったこと/改善点を今後どうするか
できなかったという事実や原因から、行動に思考を持っていくことでポジティブになれる。

「オール・オア・ナッシング」から抜け出すポイント(P200)

■常に数値化する
「満足度は何%ですか?」「百点満点中、何点ですか?」と問えば、グレーゾーンが見えてくる。
■完成の基準をmust/wantで考える
グレーゾーンを考えるには、完成のイメージを2段階で考えるとよい。
時間があれば欲張りwantプラン、時間がなければ「最低限ここまでやる!」というmustプランを決める。
そうすると、思考に柔軟性や調整できる幅が生まれ、精神的にもゆとりができる。

上手に力を抜く人は、嫌われること、否定されることを許容している(P218)

仕事で新しいことをしようとすると、必ず反対する人、陰口を言う人が出てくる。
そんな中、本当に支持してくれる人に認められればよいと割り切っている人が多い。
「嫌われない努力」を手放すと、時間・精神的な余裕が生まれる。