毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

『図書館「超」活用術』メモ

棚見←→OPAC往復法(P81)

図書館の資料検索システム(OPAC)はGoogle検索などとは違うので、慣れが必要。
何らかのテーマの棚を探す場合、いきなりOPACを使うのではなく、まずNDCで「0類:総記」から「9類:文学」までの大分類を手がかりに探し、うまく見つからない時だけOPACを使うのがベスト。

つまり、OPACを「NDCの分類番号を呼び出すシステム」として使う。

■和食(特に魚料理)について調査したい場合
1.OPACで「わしょく」を検索
2.テーマにぴったりの本を見つけたら、その分類番号を見る
例)『和食の基本がわかる本』……596(分類番号)
3.本棚に行って、「596:食品・料理」の棚を片っ端から見ていく
(中略)
4.棚見で『土鍋で炊く絶品ごはん』という本を発見。「そうか、調理法や食材だけじゃなくて、鍋や釜のハードウェアも調べなきゃ」と思う。
5.再びOPACで「土鍋」「釜」などのキーワードで検索
6.ピッタリの本を見つけたらその分類番号をチェック
例)『土鍋・釜・むかしの道具』……383(分類番号)
7.「383:衣食住の風俗」の棚に行って、また棚見

使えるビジュアル本を探すコツ(P93)

写真よりイラストの多い本を見つけること。イラスト版のいいところは、「写真では不可能な光景」でもオールカラーで見られる。
(中略)
ビジュアル本は大型の本を集めた本棚に「別置」されているケースが多いので注意が必要。
イラスト本は、大人向けのテーマでも「児童書」に分類されていることもあるので、児童コーナーもチェックしよう。

NDC越境検索=児童コーナーを利用しよう(P116)

まずレファレンスコーナーや閲覧室の「棚見」で、自分がもっと求めている本の分類番号がわかったら、児童コーナーやYA(ヤングアダルト)コーナーでも、同じ分類番号の本を当たってみる。

例)新着図書のコーナーで、近頃ビジネスパーソンの間で話題になっている経済学の本を見つけた。しかし、経済学は苦手でよくわからない。

こんな時は、本のラベルにある分類番号(経済学:331)をメモして、児童コーナーやYAコーナーに行き、331棚やその周辺の本を見ていく。

児童コーナーでは、学習の助けになるような本は、小説や童話などの「読みもの」と区別して、よく「知識の本」と表示されているが、「知識の本」は入門書としてもすぐれている。

成果を持ち帰るには「4点コピー」(P125)

欲しい情報のページと一緒にコピーを取っておくといいもの。
1.表紙:本のカバーには「○○市立図書館」というバーコード付きのラベルが貼ってあるので、一緒にコピーしておく。これで「どこの図書館」にあった本か」がわかる。
2.背表紙:背表紙のラベル(請求番号)も、本を立ててコピーするか、余白にメモするかして残しておく。これで「どの棚にあった本か」がわかるので、再アクセスが簡単になる。
3.奥付(巻末にある発行年などが載ったページのこと):出典を示す時には、正確なタイトルや発行年などの情報が要るため
4.著者プロフィール:専門書や学術書などのノンフィクションでは、内容を理解するために「どんな立場の人が言っていることなのか」が欠かせないため。
同じテーマの本を大量に読み込んだ場合、著者プロフィールによる「属性分け」ができた方が、混乱を防げる。

教養とは、つまり「話がおもしろい」こと(P128)

ここでいう「おもしろい」とは、「興味深い」「視野が広がる」「感心する」「考えさせられる」といったこと。

おもしろい話ができるようになる(=教養を身につける)には(P129)

最も簡単なことは、本を読む時間を増やして頭の中の知識を「フロー型」から「ストック型」メインにしていくこと。
ネットやテレビで日々変わっていくニュースや時事ネタを追いかけるのをやめて、本で歴史や自然科学など「あまり変わらないもの」の知識を仕入れていく。

雑談をするには雑学が必要だ(P137)

広く浅い知識があれば、共通の話題を見つけやすい。
コミュニケーション能力などなくても、雑学さえあれば初対面の人とそこそこ打ち解けられる。

図書館では「レンジ(幅)」の広い本探しができる(P175)

あるテーマの棚を見ていけば、大昔の本から近年の本まで、やさしい本から難解な本まで、メジャーな本からマイナーな本まで、という具合に網をかけることができる。