毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』メモ

スタンフォード大学の学生が成功する秘訣は「失敗を厭わない姿勢」(P12)

「すべての経験から学習する」という哲学が根づいていて、成功の階段を上っていくためには「リスクを取ること」「居心地のいい領域から抜け出すこと」「失敗に前向きであること」が不可欠。

「完璧にやらない」ことが、すべてをこなす秘訣(P27)

生産性を上げる一番のコツは、計画的になったり、時間管理をしたりすることではない。何かをやり遂げるために「こうあらねばならない」といった杓子定規なやり方でやるのではなく、自分らしく仕事をすることを許してあげる。
私は、物事をやり遂げる上で邪魔になる「自分の癖」を受け入れ、その癖を利用する方法を学んだ。
・夜型なので、「朝に大事な仕事をこなそうとする」ことをやめた。
・「仕事を受けすぎる」という自分の性格も受け入れている。

人間は「忙しい」方が幸せを感じる(P29)

たとえ本人が望む以上に強制的に忙しくさせられても、人間は忙しい方が幸せに感じる。

「生産的先延ばし」で効率を上げる(P30)

スタンフォード大学哲学科名誉教授ジョン・ペリー氏から著者が学んだこと
「ToDoリスト」の中に負担に感じる難題がひとつあると、他の「やらなければならないこと」が輝いて見える。もっとも気がかりに感じていること以外のタスクを「休憩(ブレーク)」と位置づけ、やるべきことを終わらせる“絶好のモチベーション”と考えればいい。

タスクをこなした評価方法を変える(P33)

「その日のToDoリストをすべて完璧にこなしたかどうか」で自分を評価するのではなく、「ToDoリストが自分の生き方を反映しているかどうか」「自分が貢献したいことを反映しているToDoリストかどうか」で評価してみる。

「創造性」とは“心の状態”である(P51)

「創造性とは、ある人が持っていたり、欠けていたりする『才能』や『個人的気質』ではない。創造性とは『心の状態』であって、その状態にアクセスするには、助けが必要だ」
→そのために、創造性が豊かだった時にしていた姿勢を再現することで、その時の記憶が呼び覚まされて、“今の創造性”にアクセスする助けになる。

「定番のポーズ」を決めて、成果を上げる(P52)

著者は創造的な仕事をする時に「床に横たわる」動作を行い、画学生だった当時と同じスケッチブックにフェルトペンを使って書く。

体の姿勢や物理的環境を変えることで、マインドセットは変えられる(P54)

妬みの感情をプラスに変えるルール(P203)

・妬みは「欲しいものを示すサイン」だと知る
→妬みの感情を抱くと、「自分が本当に欲しいもの」が明確になり、その「欲しいもの」をエネルギッシュに追い求め、ふだんなら尻込みしてしまうようなチャンスに挑戦する勇気が湧いてくることもある。妬みという「強い感情」を持ったことこそが、「あなたがそれ、もしくはそれに似たものを作り上げることができる」証明。この真実に気づけば、「自信喪失」「敵意」という2つの“妬みの感情が持つもっとも悪い効果”から解放されやすくなる。

不安はエネルギーに変えられる(P223)

「不安は活力を与えてくれるものだ」と考えることを選択すれば、燃え尽き症候群を防げる。

リスポン大学の研究で、学生たちにある知能テストを行った。
テストを受ける前、1つのグループは「不安を感じたら、自分が(このテストで)ベストを尽くす気持ちになるように、その不安を利用するようにしなさい」とアドバイスを受けた。
ありふれたアドバイスを受けたもうひとつのグループに対し、このグループの学生は、ほとんど疲れを感じなかった。
彼らが不安を「抑えるべきもの」としてではなく、「利用できるエネルギー」として捉えることを選んだ結果、疲れ果ててしまうことはなかった。

不安やイライラを感じたら、それを「ワクワクする」という興奮として解釈する(P226)すると、より自信にあふれ、準備が整ったように感じやすい。

「45分単位」で作業し、「15分」は楽しいことをする(P245)

※著者が学生時代参加したワークショップで聞いた言葉
「…どんなに時間が足りないと思っても、『45分単位』で作業をしなさい。そして1時間のうち15分は必ず、楽しいことや、心の肥やしになるようなことをしなさい」

ストレスとつき合うためのルール(P263)

ストレスから逃げない
・ストレスを避けようとする人は、不安や気分の落ち込みを感じやすい
・ストレスを避けられないのは「普通のこと」と考える

「思いやり」には3つの要素がある(P291)

※「スタンフォード 思いやりと利他心の研究教育センター」による定義
・相手のニーズ(要求・要望)を満たし、苦難に配慮すること
・相手を思いやり、強い関係を築くこと(相互依存の気持ちを持つこと)
・相手の必要を満たし、苦しみを軽減させ、幸せになるためにサポートすること