毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

『「好き」を「お金」に変える心理学』メモ


お金の使い方には2種類ある(P25・30)

1.一時的な喜びが得られる単なる消費
2.将来、収入という形で戻ってくる可能性のある投資
(中略)
大切なのはふたつあるお金の使い方を知り、日々、自分にとって投資となる使い方を意識すること、お金の使い方について知ること。使ってこそ、増えていく使い方を身につけていくこと。


たくさん稼ぐ人が散在する理由(P28)

彼らは稼ぐ力を発揮するビジネスタイムにウィルパワー(意志決定力)をすべて使い切ってしまうので、オフタイムには誘惑に弱く、刹那的な判断しか下せなくなってしまう。

そこまでの額の消費、浪費ができるのは一部の人たちだけ。だが、あなたの周りでも同じメカニズムは働いている。


使った額以上のリターンが返ってくる条件とは(P32)

使い道があなたの好きなものであることがポイント。
自分の好きなこと、得意なこと、心から欲していることには惜しまずお金を使うことが大切。他人から見ると一見、もったいない消費や浪費に見えても、必ずあなたの中に知識や経験として残り、出ていったお金は将来より多くのお金を引き連れて帰ってきてくれる。


貯まったお金は、必要なところでは惜しまず使っていこう(P33)

メリハリをつけ、自ら選択した特定の場所に集中させること。節約や倹約は、そのための資金作りに役立てる。


DaiGoさんは常に「8:2」を意識している(P95)

作業全体の2割、仕事に取り組む時間の2割を未知のことに振り分けると、高いパフォーマンスを発揮できる。
フロー状態の定義では既知と未知は5:5が理想だが、現実には難しい。
8:2にできなくても、この意識を持っているだけで仕事全体の新鮮味が変わってくる。


それほど好きでないことでも、フローの積み重ねで「好き」に変わる(P101)

好きなことをしている時、人はフロー状態に入りやすくなる一方、フロー状態を体験したことは好きになりやすい。好きとフローは裏表で、フローに入るから好きになりやすく、好きだからフローに入りやすくなる。


「モラル・ライセシング」に注意する(P108)

※モラル・ライセシング=「正しいことをしたあとは、少し悪いことをしてもいい」と考え、誘惑に弱くなる性質のこと。
例)「朝からジムに行ってトレーニングをがんばったから、少しくらい甘いものを食べてもいい」
「さっき欲しかったバッグを我慢したのだから、夕食は少し奮発してもいい」
(中略)
この心の働きを知っているか、知らないかで、あなたのお金の使い方、稼ぎ方には大きな変化が生じる。モラル・ライセシング効果による誘惑に打ち勝ちたいのなら、「正しいからやる」ではなく、「楽しいからやる」ように考え方を変える。


「無限ループ」のための4つのステップ(P176)

STEP0:自分が「本当に好きなこと」を見つける
STEP1:「好きなこと」を極めていく
STEP2:「好きなこと」を収入に結びつけていくための工夫をする
STEP3:「好きなこと」で得たお金を再投資する


「無限ループ」のイメージは(P177)

同じ場所をくるくると回る、平面の円ではなく、螺旋階段のようにまわりながら上に上がっていくイメージ。
できれば、円の大きさは上に行けば行くほど、大きくなっていくと想像する。


好きなことで得たお金の再投資ルール7(P179)

1.物より経験を買う
2.価格<価値のあるものに使う
3.本に使う
4.自分より他人に使う
5.任せるチームを作るために使う
6.手間を減らし、時間を買うために使う
7.力が最大化する組み合わせに使う


「価格とは、何かを買う時に支払うもの。価値とは、何かを買う時に手に入れるもの」(P192)

byウォーレン・バフェット
高ければ高級ではなく、高いだけの価値を自分が得られるかどうかを考える。安いからお買い得ではなく、手に入れるだけの価値があるかどうかを考える。
再投資という意味で言えば、10万円の投資で10万円以上の価値を得られれば、そのお金の使い方は無駄ではない。一方、10万円を惜しく感じてしまい、投じるべき時に使わなければ、手もとにある10万円は減らないが、自分にとってそれだけの価値を生み出してくれない。


「お金を使ったら、それ以上のリターンを得る」ことを意識する(P193)

そして、どうしたらリターンを得られるかをいつも考える。
生活に必要な服を買う時、体験を得るための旅行に行く費用を出す時も、「この使ったお金を、少しでも回収できないだろうか」と考える癖をつけよう。自然とムダ遣いが減る。


「お金を使ったら、必ずリターンを得る」に加えて「お金を使ったら、それを必ず仕事に結びつける」意識を持つ(P197)


時間にも「80:20の法則を」(P229)

自分の使える時間のうち、20%を「好きなこと」「得意なこと」に投じるよう心がける。


20%の自分の時間を確実に手に入れる方法(P231)

あなたの1日の時間を大きく「しなくてもいいこと」「やらないといけないが、やりたくはないこと」「やりたいこと」の3つに分ける。
生活の中になんとなく紛れ込んでいるムダな習慣を見つけ、それを削る。
何か物事に取り組む時には「これは本当にしなくてはいけないことだろうか。しなくてもいいのではないか?」と自問自答する。
「しなくてもいいこと」だと判断した時には、お金を使ってでもばっさり切り捨てる。

「しなくてもいいこと」を削れたら、次は「やらないといけないが、やりたくないこと」を削る。
「やらないといけないが、やりたくないこと」については、早く済ませてしまうことが大切。お金を払ってアウトソーシングするか、どうすれば最短時間で終わらせることができるのか、知恵を絞って考えて、徹底的に効率化を図る。
最終的にめざすのは、「やらなくてはいけないが、やりたくないこと」を「やらなくていいこと」にしていくこと。


ベンジャミン・フランクリンの13の徳目より(P249)

節約 他人または自分のためにならないことに金を使わないこと。すなわち、むだな金は使わないこと。
勤勉 時間を無駄にしないこと。有益な仕事に常に従事すること。必要のない行為はすべて切りすてること。
→「好きなことに打ち込むこと」(勤勉)「好きなこと、または他人のためにお金を使うこと」(節約)このふたつに、あなたにとって必要十分なお金の量である「富」を築くためのすべてが要約されている。
これが実践できれば「無限ループ」が回転し、「お金」と「幸せ」のバランスが取れた状態が始まる。


*1:本では「8:2」とも書かれています

*2:寝る、ジムに行く、猫と遊ぶ以外は全部本を読む時間にしたいくらいだそうです