8割の力加減で、周りを生かすとうまくいく
ジムを経営してみて、…店での仕事は基本的に「団体芸」だと知った。たった1人のエースがいても、うまくいく期間は短い。市場や環境に変化が生じた時、対応して変わっていけるのは、エースに頼るチームよりも、団体芸を理解しているチームだ。
負けを認める
…僕は1回、胸を張って負けを認めることにした。世間の人がこちらを落ちぶれたと見るのなら、確かにそうだ、と。
事実なんだから、世間が「落ちぶれた」と見るのは当たり前。でも、自分からは落ちぶれた感は出さない。
人生は長期戦
本当に仕事も、人生も一緒だなと思う。登って下って、登って下って。でも生きていれば何度でも、必ず頂上にアタックできる。
…目の前の損得ばかりを気にして、今日明日のことばかりを考えるような生き方は避けて欲しい。人生は長い。ここで被った損が先々の得になることはいくらでもある。
何より大切なのは、時間
トラブルが生じた時、ダメな時はスパッと謝る。何よりも大切なのは、時間。嫌な気分のままで立ち止まっているのはもったいない。
嫉妬心を持ってもいいことはないと思っている。誰かを嫉妬して、その人のことを羨んで過ごすのは、他人の時計で自分の人生を生きることになるからだ。…嫉妬なんてもったいない。人は人だからだ。
嫉妬にかられて他人の時計で自分の人生を生きるくらいなら、その場で今できることをしっかりやる方がいい。
…今ここでやれることをちゃんとやっている人には必ずいつか「順番」が来るからだ。
自分の時計で生きていれば、スポットライトが当たり、羨んでもらえる日が来る。
直感で動く
ダメなら区切りをつけて、次に行けばいい。
不思議と僕は若い頃から、始めたことをやめられる勇気を持っていた。結果が出ないこと、うまくいかないことをずるずる続けても仕方がない。手放して、次に行った方がいい。
…直感を信じて動いている人はチャレンジしている回数が多いから、巡ってくるチャンスに気づく確率も高くなっていく。さらに、周囲は想像以上にその人の取り組む姿勢をよく見ている。動いているヤツは応援される。応援されるヤツのところには当然、チャンスが多くやって来る。