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何年か前から、樹木希林さんの言葉をネットやテレビで見かけると、深く心に残るようになった。
母も同じことを言っていた。
亡くなったあと、こういう本が出るのは、そう感じている人がたくさんいたからだろう。
図書館で予約して、ずいぶん待ってやっと読めた本。
はじめに
◆本の目次◆
第1章 生きること
第2章 家族のこと
第3章 病いのこと、カラダのこと
第4章 仕事のこと
第5章 女のこと、男のこと
第6章 出演作品のこと
喪主代理の挨拶 内田也哉子
樹木希林年譜
出典記事一覧
章ごとにテーマが分けられている。
私には、やはり第1章に響く言葉がたくさんあった。
詳細な年譜も掲載され、出典記事一覧もきちんと整っている。これ1冊で希林さんの一生を俯瞰できる。
「まえがき」は編集部によるもので、その内容にも、本の作り全体にも
「希林さんのことばをきちんと形にして残したい」
という志のようなものを強く感じた。
初出年を見ると1985年が一番古いようで、亡くなる直前まで、幅広い時代の言葉がおさめられている。
ご自身でも話されているように、がんになる前と後には言葉に大きな違いがある。
私は
- 病気になって感じたこと
- ものを持たないこと
- 俯瞰して見ること
にたくさん付せんを貼っていた。
最後に、ひとり娘の也哉子さんの「喪主代理の挨拶」*1が全文掲載されている。
この挨拶もテレビで見て感銘を受けたので、載っていて本当にうれしかった。
也哉子さんが「挨拶」で引用した希林さんの言葉を、私も胸にこれからの人生を生きていきたいと思います。
「おごらず、他人(ひと)と比べず、面白がって、平気に生きればいい」*2(P199)
私のアクション:「おごらず、他人(ひと)と比べず、面白がって、平気に生きればいい」をノートに書いて、毎日見る♪
次の記事は私の個人的メモです。興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。
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