目の前の仕事に集中するためのApple Watch起きてから寝るまでの使い方が分かる本
- 作者:佐々木正悟
- 発売日: 2018/03/15
- メディア: Kindle版
【2019/12/06UP】
9月、勢いでApple Watchを買いました。そうです。「増税前の駆け込み」です。
でも、買ったのはいいけどどう使うの、とネットをウロウロ。その時に、この本のことを知りました。
よくお世話になっている佐々木正悟さんだし、Kindle Unlimitedで読める!ということで、喜々としてダウンロード。
なかなか面白い本でした。
◆本の目次◆
はじめに第一章 Apple Watchは何がスゴイのか
・ウェアラブルが可能にするストレスフリー
・大事な通知を見逃さない第二章 Apple Watchでラクな1日を送る
・朝のチェックが1日をラクにする
・シャワー中はひたすらメモを取る
・ドライヤーから朝食準備まではあっという間
・グリーン券の手配もスマートに
・乗り換えで焦らない
・Apple WatchとAirPodsで移動時間に「耳読」
・仕事中の通知もスムーズに応答
・眠るときにはApple Watchを腕に
・1日の予定をApple Watchで確認する
・運動を習慣化して健康になる第三章 Apple Watchを使ってみよう
・iPhoneをリモートコントロールする
・通知を便利に
・料理のおとも
・Apple Watchにヘルスケアをサポートしてもらう
・注目の機能「アクティビティ」まずは“300キロカロリー”からスタート第四章 Apple Watchをタスク管理に役立てる
・Apple Watchでポモドーロ・テクニック
・カレンダーでスケジュールを細かく設定する
・アプリの通知で仕事に戻ってくる
・時間を使いすぎても使わなすぎてもダメな時第五章 Apple Watchは知的生産に使えるか?
・知的生産とは?
・発見する:Webで情報収集
・表現する:メモを取る
・表現してそれを格納する:Apple Watchでメモを取る
・録音と写真で記録を残すおわりに
Apple Watchはリモコンではなく、「iPhoneを見なくていいツール」
読後ツイートにも書きましたが、一番の驚きがこれ↑。
Apple Watchを買った時、何に使えるのかイメージが湧きませんでした。私の場合、主な目的が「運動量を増やして痩せる」だったので*1、それ以外の知識はほとんどゼロ。
それであちこちネットで調べた時に、一番しっくり来たのが「iPhoneのリモコンと思えばいい」ということばでした。
“iPhoneと同じことはできないけど、一部iPhoneの操作を代わりにできる”。
でも、この本ではさらに進んだ解釈でした。「iPhoneを見なくていい」ツール。出さなくていいということは、出先でうっかり落としたり、どこに置いた?と探し回るリスクが減る。
ADHD傾向のある人にはありがたいツール、とあったので、ものすごく納得。
心拍数に注目しよう
個人的にこの本で一番印象に残ったのが「心拍数」の話でした。
心拍数と健康は、実は深い関係がある。著者は自分の心拍数を見れば、自分の体調がどのくらいかわかるそうで、状態を把握するのに利用しているそう。
残念ながら、この本で紹介している心拍数のアプリは有料(しかも英語のみ)なので導入できていませんが、同じところが販売しているAutoSleep(睡眠トラッキングアプリ)は使っているので、それである程度は把握できます。
他にも、Apple Watchは心拍数を常にチェックしているので、異常値が出ると知らせてくれる設定があります。残念ながら、日本ではその機能のすべては使えない*2そうですが、それでも心臓に異常がある時の通知は使えるので、設定しておくと安心です。
「必要な通知はすべてApple Watchに来る」設定にすれば、仕事に集中できる!
いちいちいろんな通知が来て邪魔、と感じたことのある人は多いはず。これ、設定でかなり変えられます。
本当に必要な通知だけがApple Watchに届くようにすれば、本当にiPhoneは見る必要がなくなります。Apple Watchに通知が来るまでは、安心して集中できます。
私はLINEの通知がApple Watchに来るようになって*3、気づかずに反応が遅れることがなくなり、しかも既読をつけずに読めるので、自分の都合のいい時に返事をすればよくなったのでものすごくラクになりました。
著者の1日の流れがほぼすべて公開されていて、「佐々木さんが朝からシャワーを浴びているとか、別に知りたくないんですけど」とも思ったけど、いつどんな風にApple Watchを使うのかがイメージできます。タイトルの「朝起きてから寝るまで」とはそういうことです。
別に著者の生活の通りに過ごす必要もないし、この使い方は自分には要らない、と思うところもあるけど、「買ったはいいけどどう使うの?」という人にはとてもありがたい1冊。
さらに、たすくまユーザーには、かなりくわしい使い方が出ているので、より有益な情報が得られるはず。
2018年3月に出た本なのに、アプリに関しては情報が古くなっているところも多いのがやや残念。
著者が愛用しているアプリが現在では使えなくなっていたりします。その辺は本としては仕方ないかもしれません。
1000円払う価値があるか、と聞かれるとちょっと迷いますが、Kindle Unlimitedユーザーならぜひ。
私のアクション:家にいても、できるだけApple Watchだけ見ればすむように設定する♪
■レベル:破 「2冊目に読む本」です。基本的な操作がわかるマニュアル的な本の次にどうぞ。
(iPhoneを)取り出すから、落とすのです。取り出すから、そこら辺において、忘れてしまう… Apple Watchはこの問題を、かなりの程度一掃してくれます——佐々木正悟『目の前の仕事に集中するためのApple Watch起きてから寝るまでの使い方がわかる本』#読了 #本が好き #金風舎 pic.twitter.com/WTudgwAcFC
— やすこ (@yasuko659) October 19, 2019
※この本のメモはありません
*1:Apple Watchで痩せた人は、ネットで探せばかなりいらっしゃいます。その秘密はこの本にも出てくるアクティビティというアプリ
*2:心電図機能と、それに伴う一部は使えなくなっているようです。→ Apple Watch Series 4の心電図(ECG)、日本では使えない? Appleに聞いてみた(訂正) - Engadget 日本版
*3:iPhoneがロック状態ならApple Watchに届きます。必要なら簡単な返事は登録した中から選ぶだけ、それ以上何か伝えたい時は音声で返事ができます