【お断り】内容を損なわない程度に表現を変えているところがあります。ご了承ください
■デザイン思考の3つのシンプルな本質44
- 手を動かして考える――プロトタイピング
- 五感を活用して統合する――両脳思考
- 生活者の課題をみんなで解決する――人間中心共創
※ただし、デザイン思考はビジョン思考とは別のもの。デザイン思考の先にビジョン思考がある
■試作品のことをデザイン思考の世界では「プロトタイプ」、そしてそうやって試作品を創る行為を「プロトタイピング」と呼ぶ45
■直観と論理の間を自在に行き来する「往復運動」こそが、デザイン思考の本質だと言える…スタンフォード大学で提唱された「両脳思考」でも、思考のLモード(言語能)とRモード(イメージ脳)を自覚的に切り替えながら、発想を磨き上げていく手続きが推奨されている46
■新しいものを生むためには、「何か世の中の“あたりまえ”に違和感を感じる」とか、「なんとなく気になる」という直感的な体感覚(Kinestheticモード)から始め、自分なりのアイデアを具体的なイメージとして描く視覚(Visualモード)に移り、最後にそれに呼び名を付ける(Auditoryモード)という順序で考えることが自然ではないか、という仮説48-49
■「余白づくり」がすべての起点になる77
ビジョン思考を習慣化するうえで何よりも大切なのは、そのための「余白」を人為的につくること
「空間的余白」だけでなく、それを埋めるための「時間的余白」も必要
「余裕ができたら、やってみよう」ではなく、まず先回りして余白をつくる
■空間的な余白をつくる最良の方法が「今すぐノートを買うこと」なのだとすれば、時間的な余白をつくるいちばんの方法は、「今すぐ『自分モード』の予定を入れること」である114
■妄想・知覚・組替・表現が成立するためには、一定の時間・空間上に広がる「キャンバス」が欠かせない78
- 妄想――内省のキャンバス
- 知覚――触発のキャンバス
- 組替――飛躍のキャンバス
- 表現――展示のキャンバス
■ビジョン思考においては、いきなり完成品をつくろうとせず、未完成のプロトタイプを何度も作り直すサイクルが重要159
必ず、1回描いて終わりにせずに、最低でも「下書き→清書」の2サイクルを回すようにすると、もやもやとしていた発想がよりはっきりと輪郭を持ち始めるのを実感できる