毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

人に好かれる話し方

言葉と声の磨き方

言葉と声の磨き方

 

声としゃべり方に長年コンプレックスがあり、何とかしたいとずっと思っていた。もともと比較的通る声だし、一般的な悩みとは違うかもしれないが、低いし何だかもっさりしている(通る声なのに)。アナウンサーやCAみたいなしゃべり方になりたいわけじゃないのだが、真剣に話し方教室に通おうかと思ったこともあるくらいだ(そう言ったら笑われたけど)。幸い、話し方は斎藤先生の「話し上手 聞き上手」にあったことを練習すればクリアできそうなのであとは声。
以前も美人の声という本を買ってやろうとしたのだが、これは声楽のメソッドを話す声に応用したものなので素人には難しかった(CDがついていなかったので)。

この本はもっとシンプルで実用的な感じだ。CDもついている(もちろん著者が実演)のでわかりやすい。
著者によると、欧米では印象をよくするためにある程度の地位の人は声のトレーニングをしているそうだ。声や話し方は重要な自己表現なので、これから日本でもポピュラーになるのかもしれない。私も練習して長年抱えている「キャラクターと声のギャップ」をを変え、印象をよくしたい。目標は真矢みきさん。ってあそこまで芝居がからなくてもいいのだが、低めでもきれいな声だといつも思うので。

以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

良い声
  • 力のある声
  • 明るい声
  • よく通る声
  • 響く声
  • やわらかい声
声の生まれるしくみ

呼吸(空気が生まれる)
   ↓
声帯振動(音になる)
   ↓
共鳴(声に変わる)
   ↓
調音(言葉になる)

呼吸で「ゆとり」と「リラックス」

ゆっくり吸ってゆっくり吐く」。そうすることで、身体は緊張が取れて心には「ゆとり」が生まれる。
からだと心に「ゆとり」があることはとても大切。身体と心のどちらかが緊張している時、人間はストレスを感じるのです。そのバランスを整えるのが「良い呼吸」。実はその「良い呼吸」を人は無意識に行っている。それは熟睡している時です。人は熟睡している時、無防備なくらいらリックスしています。
また、特に「あくび」は「良い呼吸」でもある。「あくび」はのどが拡張した状態になるため、かみ殺したりしなければすごく大きな声が出る。

「声帯の振動」とは?

声帯は呼吸に合わせて周辺の筋肉が動くことによって、コントロールされている。しかし、声帯は意図的に動かすことはできない。
息が不安定だと声帯の開閉も不安定になり、発声そのものが不安定になる。そこで必要となるのが、吐く息をコントロールできる「良い呼吸」。
また声帯は粘膜で覆われていて、湿り気のある状態で常に潤いを保っていることが大切。口から息を吸っていると声帯を乾燥させるので、傷つきやすく疲労しやすくなる。鼻から息を吸うのがベスト。良い声を出すのはもちろん、のどのケアという面でも湿った状態がよい。

最高の声を生むための「共鳴」とは?

「共鳴」とは簡単に言えば「響かせる」こと。声帯振動で生まれた原音に「口腔」(口の中)「鼻腔」(鼻の中)「咽頭」(のどの奥)を使って響きを与えることにより、ただの「音」を「声」に変えていく過程の響きである。声の印象を決める音色がここで生まれる。
「共鳴」がいまいちわからないという人は軽く口を閉じて「ンー」と低い声を出してみよう。胸の辺りが響いているのがわかるはず。次に口の中に意識を移す。こちらも響いているはず。これが共鳴している状態だ。
そのままの「ンー」から少しずつ口を開けて「ンンアアー」と「ア」の発声に移行する。これが「共鳴している声」となる。

調音は何に注意すればいいのか?

あごやは、歯茎、唇、舌などを使い声を言葉に変えていくのが調音。その時に滑舌の問題が生まれる。調音は発声の技術であり、その技術を発揮するための下地となる3つのポイントがある。それは「ウォーミングアップ」「姿勢」「呼吸」。

ウォーミングアップ・顔全体

【表情筋・あごのストレッチ】
?口を大きく開ける→閉じる。これをくり返す。
?歯を閉じて上下の前歯がしっかり見えるように唇を開く→唇を閉じて突き出す。これをくり返す。
【舌のストレッチ】
舌を左右に反転させるように大きく動かす。
【のどのストレッチ】
大きなあくびをする動作をくり返す。

ウォーミングアップ・身体全体

【首の筋肉をほぐすストレッチ】
首を右回し、左回し、右倒し、左倒し。
【肩の筋肉をほぐすストレッチ】
左右の方を同時に前回し、後ろ回し(ひじは肩より上の位置に)。

「声を生む姿勢」を作る6つのポイント

?両足を骨盤から肩幅くらいの広さに開く
重要な役割を果たす上半身に無駄な力が入らないようにするため、下半身は安定させる。
?背骨がまっすぐになるよう保つ
背骨を垂直にすることによって「横隔膜」の機能を最大限に生かすことができる。横隔膜以外でも呼吸と発声に関わるさまざまな器官がスムーズに動きやすくなる。
?頸椎がまっすぐになるように保つ
背骨から頸椎までがスッと繋がるようにまっすぐに伸びていれば、姿勢が安定する。
?顔は真正面を向き、目線はやや上向きくらいの高さを向く
「良い声」を出すためにはのどから口を解放し、口腔や咽頭などを使って共鳴させることが必要。のどから口は水道管。水がせき止められないように、水道格を大きく使ってあげることが重要になってくる。
セメンについては、自分の声を届けるターゲットを常に意識する癖をつける。そのターゲットに向かって直線的に声を出していくのではなく、放物線を描くようなイメージで出していくのがポイント。余分な力が入らず、しかも柔らかい声が出てくるということをイメージしながら声を出すことが重要。そのため目線はやや上向きくらいがちょうどよい。
?両腕は身体に沿って「ゆるめて」垂らす
リラックスという意味においても、両手は身体に沿ってだらりと垂らす。
?体重は「足裏の前方」にかけ、膝はリラックス
最後にその場で3回ほどジャンプしてスッと立てば、余分な力も抜けて声を生む姿勢ができる。
イスに腰掛けたときも同じ。変わるのは体重のかかる部分が立っている時は足で、座った時はお尻になるというだけだ。座った時は前かがみにならず、背もたれに寄りかからず、お尻とイスの接着面の全部に体重がかかる感じがよい。
「良い姿勢」作りには鏡でのチェックが不可欠。日々を意識し、確認し、自然とできるようになれたら本物。

誰でもできる腹式呼吸の作り方

ポイントは息を吐くことに集中し、吸うのは吐ききった反動でやるということ。一気に吸うとうまくいかない。ゆっくりとお腹をゆるめながら吸うことが重要。「今、ゆるんでいるな」ということを意識しながら行う。
?仰向けになって寝る。
?お腹に電話帳など重いものを乗せる。
?全身の力を抜き、ほんの重みを使い息を吐き出していく。この際、本が落ちないようにゆっくり吐く。
?吐ききったら反動で自然に息が入ってくることを感じる。この時も、本が落ちないように注意する。
?慣れれば本が落ちないように注意しながら、呼吸の間隔を長くしていく。

発声に生かすための腹式呼吸のトレーニン

常に「息を吐く=声を出す」というイメージでトレーニングに取り組むこと。
?息を吐く時は「フー」ではなく「スー」と吐く
?ゆったりとしたタイミングでの腹式呼吸
10秒程度かけて「スー」と吐き、5秒くらいかけてゆっくりと吸う、これをくり返す(長さは目安)。最初はリラックスできることを前提とする、ゆったりとしたタイミングを心がける。
?声を出すイメージでやる
声を出すくらいのつもりで「スー」と吐く。