毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

人生の羅針盤☆☆

3週間続ければ一生が変わる〈Part2〉きょうからできる最良の実践法―最高の自分に変わる101の英知

3週間続ければ一生が変わる〈Part2〉きょうからできる最良の実践法―最高の自分に変わる101の英知

3週間続ければ一生が変わるの続編。前作と同様、すぐに読めるヒントが101納められている。よりよく生きるにはどうすればいいのか、具体的に何をすれば自分の目標に近づけるのか、それを教えてくれる。

著者は自分のことを「福音伝道者」だと言っている。確かに、宗教家が言いそうなことだと思うようなことも書いてある。だが、そうすることで仕事に結果を出したり、充実したすばらしい人生を手に入れた人が現実にたくさんいるのだ*1。それだけに説得力もある。

正直言ってこれを全部やるのは大変だ。聖人になれ、と言われているような気がする項目もある。
だが、これは人生の指針だと思えばすんなり受け止められるんじゃないだろうか。地図はひとりひとり違う。どっちに行けばいいかわからなくなった時、迷いが出た時に羅針盤を見る。それで地図を読み、方向を決めることができる。

メラメラやる気が出る本ではないが、静かに灯りがともる本だと思う。

以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

朝、自分に5つの質問をする

きょうが人生最後の1日で、あなたは死の床についていると想像してみてください。そして、わが身に問うのです。

  1. わたしはたっぷりと夢を見ただろうか?
  2. わたしは十分に生きただろうか?
  3. わたしは忘れ去ることを学んだだろうか?
  4. わたしはしっかり愛しただろうか?
  5. わたしは静かに地球を歩き、見つけた時よりいい状態にしてそこをあとにしただろうか?
ささやかな一歩を踏み出す

あなたの日々は人生の縮図です。時間を過ごすことで、年が積み重なります。日々を過ごすことによって、人生がつくりだされます。きょうすることが、じっさいにあなたの未来を創造しているのです。

一貫性

長い間なにかを続けるだけで、驚くほど遠くまで行けます。

視点を変えつづけてください。

わたしたちが考えている問題のほとんどは、結果的には、災い転じて福となるのです。

自分の面倒をみる時間をつくる

最高の気分になれなければ、職場ですばらしい存在にはなれません。自分がいい気分になれなければ、だれかをいい気分にさせることはできません。エネルギーがなければ、ポジティブなエネルギー源にはなれません。
(中略)
今度飛行機に乗ったら、客室乗務員のアナウンスに耳をかたむけてみてください。
「酸素マスクを装着なさってから、ほかの方のお手伝いをお願いします」
論理は明快です。呼吸ができなければ、あなたはまわりの人の役に立てません。

自分が望むものを人に与える

人生があなたに望んでいるすべてを手に入れるために、わたしが「ブーメラン効果」と呼んでいるものを適用してください。
帰ってこさせるために、いちばん欲しいものを手放すのです。

バランスをとる

他人に親切で思いやりがあることと、自分自身に親切で思いやりがあることのバランスをとりましょう。
あなたのエネルギーを与えて他人を元気づけることと、自分自身が元気でいるためにエネルギーを補給することのバランスをとってください。他人を愛することと自分を愛することのあいだで、微妙なバランスをとるのです。
境界線をもうけましょう。自分の限界を知ってください。極端に走らないように。わが身を守るのです。

しあわせになることを選ぶ

しあわせと喜びとはちがいます。
簡単にいうと、喜びは外側のなにかからもたらされます。
しあわせは内側からやってきます。それは、あなたが選択によって作り出す状態です。決意です。意志の行為です。
(中略)
逆にいえば、多くの人が喜びにかこまれていますが(速い車、すばらしい家庭、りっぱな服)、内面にしあわせはありません。
ですから、しあわせになることを選んでください。外側の人生をコントロールすることはできません。つらいことも起きるでしょう。
でも、内側で起きることはコントロールできます。それをする人が、偉大な人間になれるのです。

ひとつのことに焦点を合わせる

あなたが焦点を合わせるものは成長します。集中するものは、人生においてまた出会うものです。
焦点を合わせる。焦点を合わせる。焦点を合わせる。
選り抜きの人たちはそれを実行しています。いちばん「しなれけばならないこと」に、ひたすら集中しているのです。すぐれた才能をばらまくのではなく、自分のことだけに専念しています。

失敗の回数を増えれば、それだけ成功がはやくなる

安全地帯を離れ、予測されるリスクをとらなければ、勝利を収めることはできません。リスクがなければ、報酬はありません。夢を追いかけているときにリスクをとればとるほど、失敗の回数は増えます。

失敗は成功にとって必要不可欠です。もっと手を伸ばせば、それだけ遠くまで届きます。とにかく、失敗は贈り物なのです。わたしにとって、失敗はとても役に立ちました。夢に近づけてくれ、もっと知識を身につけさせてくれ、さらにたくましくしてくれたので、わたしはかつてより心構えができています。失敗と成功は密接に関係しあっています。ビジネス・パートナーなのです。

自分の中の「4つのF症候群」を自覚する

以下が、わたしたちが望んでいる変化をさまたげている4つの要素です。

  1. 不安fear

未知の世界に飛び込むことに人びとは不安を覚えます。確実性を強くもとめます。新しい何かをやりたくありません――不安をもたらすので。
秘訣は、まさにあなたをおびえさせることをして不安を克服するのです。怖くなくなるまで、それをやってください。不安から逃げれば、追いかけてきます。

  1. 失敗failure

失敗は、成功するためには不可欠な要素です。失敗のない成功はありえません。

  1. 忘却forgetting

成功の秘訣は、誓ったことを最優先にし続けるのです。よりよい意識を持てば、よりよい選択ができます。よりよい選択をすれば、よりよい結果が得られます。自分にした約束を、正面の中心におくのです。

  1. 信念faith

信念を持つこと。

人生を豊かにする「7つの冨」
  1. 内面の冨
  2. 身体的な冨
  3. 家庭と社会における冨
  4. 仕事における冨
  5. 経済的な冨
  6. 冒険における冨
  7. 影響を与える冨

*1:著者はNASAをはじめアメリカの多くの大企業で教育プログラムを行っている。著書・講演も多数