最近仕事でお世話になっているヒーラーさん(仮にAさんとします)と、昨日一緒にランチをした。Aさんはすごくスケールの大きい方なので、クライアントさんのエピソードも桁違いだ。中でもAさんのアドバイスで大成功を収めた人の話にちょっと考えされられた。
おひとりは、独立開業したものの、仕事の方向性がわからなくなってAさんに会いに来たそうだ。Aさんは、クライアントさんの背後に見えるものを、内心「こんなのでうまく行くのかな?」とは思ったものの、そのままお伝えした。それは、クライアントさんがやってきた事業にある要素を付け加えることだったとか。一見その事業と提案した要素は結びつかないように感じられたが、いざそれを始めてみると業績はうなぎ登り、大儲けしたその方は豪邸を建てたのだそうだ。
もう1件は、投資に関する相談。複数の投資話のうち、どれがいいかという相談だったそうだ。Aさんはエネルギーを見てそのうちのひとつを薦めた。それは、相談者の考えているものとは違ったそうなのだが、言われたとおりにそれに投資すると、当初の予想とは状況が変わってとんでもない利益を生んだ。
どちらもお礼の電話はかかってきたそうなのだが、その一方で「こういう仕事って金銭的には報われないのよね」とも。確かに、ふだん手にするお金と桁がふたつも3つも違えば、利益のほんの一部でも還元してくれてもいいんじゃないか、という気にもなるだろう。
今私が参加しているセミナーでは、「浄財」というのを勧めている。成功すればするほど影の部分も強くなるそうだが、浄財によってそれを薄めることができ、その結果降りかかる災難を避けられるのだそうだ。西欧では成功者ほど多額の寄付をする文化があるが、それも浄財ということらしい。
はづき虹映さんも「2週間で一生が変わる魔法の言葉」の中で、受けとったものを分かち合う習慣をつけるため、臨時収入があったらその1割程度を神社にお詣りして納めることを勧めていた。
人は1人だけで成功することはできない。成功した時、それに気づけるだろうか。つい今までのことを忘れて1人で成功したつもりにならないかと思った。
たくさん得たものがあったなら、それは支えてくれた人たちや周囲に忘れずに還元する、と心に決めた。