毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

「北京オリンピック銅メダル」の舞台裏☆

4093878080パパ、かっこよすぎやん!
―夫婦で勝ち取った五輪3個の銅メダル

奥野 史子
小学館
2008-12

価格 ¥ 1,365

by G-Tools
昨年の「パートナー・オブ・ザ・イヤー*1に選ばれた、陸上短距離の朝原宣治さんと、バルセロナオリンピックで銅メダル2個のシンクロ奥野史子さん夫妻。朝原さんが現役生活最後にようやく勝ち取った銅メダルで注目を集め、その流れでこの本も出されたようだ。

朝原さんは素晴らしいアスリートだと思うし、もともとシンクロは好きだったので奥野さんも現役時代からよく見ていた。現在も関西では情報番組のコメンテーターをされているので時々お見かけするが、北京五輪前後の特番なども見ていい夫婦だなあと思う。

にもかかわらず、なぜ☆が1個なのか。それは、残念ながらこの本が「タレント本」の作りだからだ。一度読んだら充分で、よほどのファンでもない限りくり返し読みたいとは思わないだろう。それに、話が奥野さん自身のシンクロを始めた時期のことから、子育てのことまで広範囲にわたるので、全部「広く浅く」になっていて何だかもったいない。結婚までのいきさつなど、読んでへえー、と思うことはあるが、せっかくのアスリートカップルなのだから、個人的にはもっとそういう面を掘り下げてほしかった。

ただ、私個人はそれなりに面白く読んだ。これを人にすすめるか、役に立つか、ということを考えたら他の本の評価に比べると低くなってしまった、ということです。奥野さんごめんなさい。
機会があれば、奥野さんのもっとアスリート的な視点で書かれた本をぜひ読みたい。

*1:毎年11月22日、「いい夫婦の日」に選出されるカップルです