毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

自分でできる性格改善セラピー☆☆☆

4806130788 性格は捨てられる
心屋 仁之助
中経出版
2008-07-16

価格 ¥ 1,365

by G-Tools

この本もメルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」で紹介されていたもの。こちらも5段階評価で☆5つを取った本で人気があり、図書館で予約してからかなり長く待った。

著者の心屋仁之助さんは性格改善を専門とするセラピスト。もともとは大企業に勤め、「なんでこんなこともできないんだ!」とすべて周囲が悪い、と怒るようなタイプだったが、家庭内に問題が起こり、神田昌典さんの『成功者の告白』を読んだことがきっかけで自分の価値観が一変したそうだ。それからさまざまな経験を経て心理療法を知り、自分の性格を変えられたことをきっかけにセラピストの道に入った。
自分の経験をもとに書かれているので、とても説得力のある本だ。押しつけではなく、わかりやすく説明されているのでちょっとやってみようかな、とういう気になる。 ====


ここに紹介されているセラピーは7つ。どれも著者が自分のカウンセリングやセミナーで効果が高かったもの、反響が大きかったものを選りすぐってあるので効果が期待できる。

セラピーは1対1でやるのがもっとも効果的で結果も得られるが、この本なら、読みながら自分でやってある程度のところまでは改善できると思う。対面セッションではなく、自分でやるための工夫もいろいろと考えられている。

自分の性格に問題があると思う人、変えたいと感じている人はいいきっかけになる本です。


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

セラピストとは

セラピストは相談者の人生の舵取りをするものではありませんから、どんな毎日を送りたいか、どんな風に生きてみたいか、ご自分で思い描いて進んでいくことが望ましいでしょう。それは「自分らしく自分の人生を生きる」ことなのです。
もちろん、だからといって、セラピストはクライアントのお話を聞くだけというわけではありません。心理療法を通じた問題解決の提案をどんどんします。
そうすることで、その方の気づきをうながし、自ら答を見つけ、問題を解決できるようサポートを続けていくのです。クライアントの方にどんな可能性や選択肢があるのかを、第3者として客観視し、一緒に考え、探すお手伝いをするのです。

個性にはそもそも「よい」「悪い」はない

したがって、これを伸ばして、これを抑える、というものではなくて、今ある「個性」そのものを丸ごと受け入れるという対処方法が、その人らしさをもっとも生かし、魅力的にすることにつながります。

今の性格を否定しない

黒い性格を取りだして、白く塗り替えるのではなく、黒い性格をそのままにしておいて、新たに白い性格を手に入れる、ということなのです。「両方、ある」のです。