毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

やっぱり小説の読めない体?

気軽に読める本がなくなったので、家族が借りていた小説2冊に手を出した。しかし、たまたま重いテーマだったからか、読後感がちっともスカッとしなかった。やっぱり小説は受け付けなくなったのかな、と思った。
どちらも実力のある著名な作家の作品だったし、文章力を鍛える本を読んだあとだったのでいつも以上に“文章の上手さ”が実感できた。しかし、やっぱり今の私にとっては“killing time”*1で、申し訳ないが時間がもったいない、と思ってしまったのだ。

この感覚に既視感があったので過去の日記を調べてみたら、今年の2月にまったく同じことを書いていた。しかも、家族にその感想をこぼしたところ、2月に読んだのは直木賞受賞第1作だったが、今回読んだうちの1冊は直木賞受賞作そのもの*2だった。家族に指摘されるまでまったく知らなかった。小説としては非常に面白いが、わざわざ読まなくても、と思ってしまったのだ。
昔よく著書を読んだ海原純子さん心療内科医で、著書多数)が、ある雑誌のインタビューで「実用書ばかり読むと文章が荒れる」とおっしゃっていたのをいまだによく覚えているが、文章修行のために小説を読むのはやっぱり本末転倒のような気がする。

ジャンルによってはまだ読める、と思いたい*3村上春樹さんの小説も長いことごぶさたなので、『1Q84』を試しに読んでみようかとふと考えてしまった。

*1:「暇つぶし」の英語表現

*2:著者は別の方です

*3:森絵都さんの『ラン』は面白くてくり返し読みました