先日こちらでも紹介した『考えすぎて動けない人のための 「すぐやる!」技術』が面白かったので、他の本も読んでみたいと思い、地元の図書館にあったこちらを読んでみた。
メールに関する本は平野友朗さんのを何冊か読んでいるし、先日浅野ヨシオさんの本も読んだばかり。さて、どんなことが書いてあるのかな、と楽しみだったのだが、残念ながら期待しすぎたのかもしれない。
理由は
- そもそも情報が古すぎる(2004年刊)
- ○○道にこだわり過ぎ?
“ITの世界は日進月歩なので1年でも大昔”というのはよく聞くが、今読んだらびっくりするくらい古い。今はもう下火になっているメルマガを薦めていたり、Web日記って何ですか?と思う人もいるかも*1。それは著者の責任ではないが、こういう本は出てすぐ読まないと価値がないんだ、ということを実感した。
『「すぐやる!」技術』を読んでからこちらを読まれた方はギャップにびっくりするかもしれない。文体が別人のよう。タイムラグをのぞけば書いてあることは素晴らしいのに、武道や茶道、武士道などの「道」にこだわるあまり、文体がどうもしっくり来ない。堅いというのか、妙にバカていねいというのか。最後までぎくしゃくして読みづらかった。
もう1冊『ブログ道』という著作もあり、本当はこちらが読みたかったのだが、同じ文体だと読めるかどうか…ちょっと考え中。
学べるところもあるので、古くてもいいよ、という方はどうぞ。あまりお勧めポイントがなくてすみません。
以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。
魅力ある人とは(P91)
知性、感性、品性のバランスが取れている人。メール道では品性、感性、知性の順番に大切。
・知性:あるジャンルについて、とても詳しい。何でも知っている。同時に、広く浅い常識も兼ね備える。
・感性:どんなことにも感動、どんな人にも共感でき、メールひとつでも人を感動させられる。
・品性:謙虚で威張らない。人の悪口は言わない。むやみに怒らない。メールまめ。親切で世話好き。
自己紹介サイトを作る(P118)
大好きな本、旅、音楽、絵などの個人的なランキングが並んでいる。9テーマ×各9位まで=計81の「私の好きなもの、好きなこと」が列挙されているが、これだけあれば、多くの人と、何らかの接点ができると考えている。
著者・久米信行さんの「曼荼羅縁尋」
3つのアドレス帳バックアップ方法(P120)
1.テキスト(CSV形式)で外部メディアに保存
毎週末、毎月末など、バックアップの日を決めて、パソコン外部に保存する。保管場所も決めておくとよい。
2.自宅用、携帯用パソコンにもコピーしておく
2ヵ所、3ヵ所に保存しておくと安心。携帯にも保存しておくとよい。この場合はパスワードをかけて万一落とした時の流出を防ぐこと。
3.外部サーバーにも入れておく
プロバイダなどが提供するサービスを利用して、外部にも保存しておくといざという時に安心。
つかみは「元気なあいさつ」
多くの人が「機械的なメール」を書けば書くほど、逆に、「人間味のある元気のよいあいさつ」が引き立つ。魅力にと無比とは、公演やスピーチでも、最初のあいさつ一言で聴衆の心をつかむが、メールでも同じこと。