毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

成功できない理由がわかった!☆☆☆☆

「デキる人」の脳
ノア・セント・ジョン
三笠書房(2009/7/7)
¥1,470

レバレッジシリーズの本田直之さんが惚れ込んで訳した本。本田さんは前書きで「あなたを“絶対成功できる人”に変える本」と書いている。そのくらい評価が高い本だったのだが、さらっと読めてはじめはあまり残らなかった。
しかし、付せんを貼りながら何回も読んでください、と著者あとがきにあったので、少し時間をおいてからもう一度じっくり読んだら、確かにいい本だった。


著者は、脳のメカニズムに注目し、「ポジティブシンキングでは成功しない」と断言している。ではどうすればいいのか?それを教えてくれる。つまり、成功法則の本で紹介されているノウハウだけでは成功できず、それを成功させるためにはコツがあるのだ。
ひとつひとつはとても簡単で、大したことがないように思う。しかし、実はこれは成功しているたった3%の人が無意識にやっていることなのだそうだ。7つのステップがあるが、人によって目からウロコになるところは違うと思う。私はステップ1の「脳にプラスの質問をする習慣」というのが新鮮で効果があると思ったし、ステップ6の「ノーと言える力」は役に立ちそうだと思った。

本田さんが各章の終わりにご自分の見解とポイントを解説してくれているので、実際に成功している人のノウハウも得られてモチベーションが上がる。

サブタイトルに「読むだけでこの効果!」とあるが、やはりやってみないと効果は実感できないと思う。本田さんが書かれているように、いかに「しくみ化」するか、無意識のうちにできるように習慣にしてしまうかがカギを握るからだ。
図書館で借りたのできちんと身につくまでできていないので、買うか検討中。


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

結果をコントロールすることはできませんが、その結果を生むあなたの行動をコントロールすることはできます。

「人生はシンプルに、仕事は効率的に」

忙しいと思わない

「自分は忙しい」と思った時点で、思考は停止します。
忙しいからダメ、これ以上は無理だ、何をする時間もない――そう結論づけてしまったら、自分を向上させることもできなくなってしまうのです。
(中略)
「忙しいから、これはできない」と思わなくなったことで、不思議とできることが増えていきました。「できない理由」がないから、それをやるために時間の使い方を工夫しようと考えます。考えるから、時間がつくれるようになるわけです。
こうして、「時間がない」「忙しい」という言い訳を捨てるだけでも、あなたは自然と成長し始めます。

彼ら(=3%の裕福で幸せな人々)とその他大勢の人々との違いは、

「自分のエネルギーをきちんと管理できるかどうか」です。
人のエネルギーは4つに分類できます。
「身体」「感情」「頭脳」「精神」のエネルギーです。
「身体のエネルギー」とはエネルギーの「量」を意味し、一定の時間にどれだけエネルギーを使えるかということです。
「感情のエネルギー」とはエネルギーの「質」を意味し、一定の時間にどのようなエネルギーが使われるかということです。
「頭脳のエネルギー」とは一定の時間にどれだけ集中していられるか、「精神のエネルギー」とはどれだけ目的意識を持っていられるかということです。
私たちはこの4つのエネルギーを日々使っては補充しています。エネルギーの管理とは、それをかしこく使い、絶えず供給することです。
しかし、ほとんどの人はエネルギーを使うことはできるのですが、補充することが苦手です。
ゴールフリータイムを作って、エネルギーを上手に供給できれば、他の人より素晴らしい成果を上げることができるようになります。

ベンジャミン・フランクリンの言葉

成功への道はいくつもあるが、失敗への道はただひとつ、すべての人を喜ばせようとすることだ。

「天にノーと言う」とは

たとえどんなに多くの苦難や誘惑があろうと、人生の目的のために筋を通し、努力をするということです。
人生の目的を果たすためには、その達成を阻む出来事に対して、毅然としてノーと言わなければなりません。
自分自身の目先の利益や、短期的な快・不快のためではなく、人としての矜持を保って生きるということです。
キーポイントはただひとつ、「誠実さ」です。
(中略)
ここで、もう一度「天にノーと言う」とはどういうことかを理解してください。
それはたとえ世間の人々から「バカ正直だ」と思われようと、盗んだり嘘をついたりせず自分の信じたとおりに行動するということです。

私が言葉を慎重に選ぶのは、「信用」というものを心から大切に思っているからです。

できない約束は絶対にしませんし、一度約束すれば必ず実行します。あるいは、大抵約束する前に、その人のために何かしてあげようと即行動します。
「ああ、この人は自分の言うことに責任を持っているのだな」と相手に伝わった時だけ、相手はあなたの言葉を信用するのです。

「やらないことリスト」がカギになる!

自分がやるべきことは何か。やるべきでないことは何か。その区別がはっきりしているから、自分にも他人にも「ノー」と言えるのです。
ノーと言う「行動」が重要なのではなく、自分は何に対して「ノー」と言わねばならないのか、という「基準」を持つことが重要なのです。まずは「やりたくないこと」を思いつくままに100個くらい書き出してみてください。
(中略)
この時相手に「ノー」と言えること以上に重要なのは、短絡的な利益や社会的名誉に惑わされることなく、自分に「ノー」を言うことです。
すると、「何を捨てるべきか」が見えてきます。

「ノー」と言える判断基準があることで、自分を取り巻くモノゴトはとてもシンプルに整理されます。

成功のステップ

まず「自分を信じてくれる人」、次に「人を信じることのできる自分」、最後に「自分を信じることのできる自分」を作ることです。

本当にハッピーなのは、自分が「こうなりたい、こんな生活をしたいと望むことが現実になる」ことです。