その名もストレートな『骨盤ランニング』。「腰高に走る」のはもはや当たり前。そのために体幹を鍛えるのがランニングの常識となっている。
それほど目新しいことはないが、非常に理論的だ。骨盤の構造や、筋肉がどのようについているかなどの解説もあって、理論派向けだと思う。また、トレーニング方法はあまり他では見たことがなく、斬新な印象を受けた。
著者はトライアスロンチームヘッドコーチ、ｊｏｃ強化スタッフ、ホノルルマラソンアドバイザーなどをつとめる人で、のべ１０万人の市民ランナーを指導してきたという。ケガをしないために、パフォーマンスを上げるために試行錯誤し、結果が出たものだけをまとめてあるので、期待が持てそうだ。
トレーニングは意外にシンプルでそれほどむずかしくないので、続けられれば効果が出ると思う。
モデルはフルマラソンを何度も完走している女性*1で、当然ながら脚がきれい。写真で見るフォームも美しく、練習したらこうなるのか、とがぜんやる気になれる。
最近読んだどの本も初心者向けで、フルマラソン出場までをカバーしているので、どれを選ぶかは好みの問題かも。
美ジョガー目指すなら市橋さんの本、ヨガが好きならアンドゥの本、理論的な裏付けもほしい人はこの本がよさそう。もちろん、先駆者・金哲彦さんの『体幹ランニング』もお忘れなく。
関連記事
読書日記：『体幹ランニング』
読書日記：『美脚ＲＵＮ！』
読書日記：『スローランニング』
