毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

名前には意味がある☆☆☆

このブログでもたびたび紹介しているひすいこたろうさんの本。ひすいさんはひとりで書くよりも誰かとコラボする方がお好きらしく、今回は長年「名前のことだま」を研究されている山下弘司さんとの共著だ。両方のいいとこ取りができる、読んで楽しい本だった。

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漢字ひとつひとつに意味があるように、実は文字の音にも意味があるのだという。そして、名字ではなく下の名前にどの音が使われているかで、その人の人生の使命がわかるのだそうだ。この本では、名前の最初の音に絞って読み解くようになっている。巻末に50音すべての意味がまとめられているので、資料としても素晴らしい*1

「ことだま」という考え方は日本以外にほぼ見あたらないそうで、それが名前にも当てはまる、というのは言われれば当たり前のようだが非常に新鮮だった。名前は毎日のように呼ばれるものだし、文字よりも音で接することの方がおそらく多い。
そして、両親や名付け親たちがことだまに託した意味がわかるだけでも大きなギフトになると思う。


ひすいさんの担当ページはいつもらしくエピソードやいろいろな本からの引用などがちりばめられていて、笑ったり感動したりと心が動かされる。そして、読み終わる頃には自分の名前や自分のことが好きになっている。

はじめの方に、ひすいさんの経験談として衝撃的なことが書いてあった。幸せな恋愛ができるかどうかがわかる簡単な方法。それは「自分の名前が好きですか?」と聞くことだそうだ。恋愛をしてもうまくいかない、だまされたり、不倫したりする女性は共通して「自分の名前が嫌い」なのだという*2。それは、自分の人生(または使命)を受け入れていないことだから。
「名前が嫌い」はイコール「自分が嫌い」だろうし、毎日嫌いな名前で呼ばれて毎日ネガティブな感情を持っていたら、恋愛に限らず人生が大変になりそうな気がする。

自分の使命を知りたい人はもちろん、「自分の名前、好きじゃない…」と思った人はぜひ読んでください。落ち込んだ時にも元気がもらえます。


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

大切にしたいから名前をつける(P98)

先日、スポーツカーを専門で販売している方にお会いしたのですが、中古車を買い取る時は、その車の「ムード」を判断して値をつけるそうです。
「ムードとは何ですか?」と聞いてみたら、きれい、汚いではなく、「愛されていた車かどうか」とのこと。それがムードとなって何とはなしに伝わってくるのだとか。
大切にされていなかった車は、たとえ見た目はきれいでも貧相なんだそう。そして貧相な車は、のちのち故障や事故が多い。
そして、実際に車を見なくても、ムードがいい車か悪い車かを診断できる場合があるそうです。それは、名前。
車に名前をつけている人の車は、必ずムードがいいのだそう。

わが家をパワースポットにする(P144)

レベル1:浄化・排毒する
水回りをきれいにしたり、掃除をすることで、家の力が増します。場所は、主にトイレ、風呂、キッチンなど。
レベル2:蓄積・充電する
家の中によいエネルギーをためます。そのために重要な場所が、「食卓」「寝室」「書斎」です。食卓は家族とのコミュニケーションの場。寝室は眠りを管理し、自己免疫力を高める場。書斎は勉強の場(書斎がなくても居間、勉強部屋でけっこうです)。心のエネルギーを充電するために、この3つの場を心地よく過ごせるスペースにしておくことが重要です。
レベル3:訪れのある家にする
いらしたお客様をもてなし、その喜びを置いていってもらいます。

最終目標はレベル3の「訪れのある家にする」ことです。
「訪れ」とは、もともとは神様の訪れのことです。神様が来る時は音を立ててくる。「音連れ」が「訪れ」の原型になっています。
来訪された神様をもてなすことで、変わりに喜びを置いていかれる。その喜びのエネルギーが私たちの命の回復のもとになるわけです。
実際には神様には形がありませんので、人を通してくるということになります。古代の日本人は、人の訪れを神様の訪れと考えて、来た方をおもてなししていたのです。ですから、掃除をするのは、訪れてくれる人のために大切なのです。なぜなら、訪れてくれる方こそ神様だからです。
掃除をすれば運がよくなると言われていますが、本当の意味は、掃除をして人が来る家にすること。来てくれた人をもてなすことで喜びを置いていってくれる。それで運がよくなるわけです。

*1:山下さんはこの本が最初の著書のようです

*2:以前恋愛に関する本を書いた時に、たくさんの人からのメールを読んだり話を聞いてわかったそうです。サンプル数はわかりませんが