毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

安藤忠雄さんの本の読み方

今日、「MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店」が「チャスカ茶屋町*1内にオープンしたそうで、関西ローカルの番組ではこのニュースがどこも大きく取り上げられていた。

毎日放送の「ちちんぷいぷい」でも報道陣向け公開時に取材に行ったところ、偶然入り口で建築家・安藤忠雄さんと遭遇。ミニインタビューが面白かった。


安藤さんがこのビルの設計をされたことと、国民読書年推進会議座長*2をつとめていらっしゃる関係で顔を出されたそうだ。安藤さんは読書家で、活字離れが進んでいることに危機感を持っているという。電子書籍元年といわれている年に、こんな大きな面積*3で書店がオープンする心意気を買い、応援したいと語られていた。ここが成功すれば関西も元気になるのではないか、とも。

面白いな、と思ったのが安藤さんが「本は同じものを3冊買う」と言われていたこと。同時3冊ではなく、出て数年経ってから文庫になったり、体裁が変わったりした時にもう一度買うのだそうだ*4

そして、その都度線を引きながら読む。そうすると、線を引いた箇所がそれぞれバラバラなので、自分の変化や成長がわかって面白いのだそうだ。
確かに、何度か読み返した本は、「あれ、こんなこと書いてあったっけ」と思ったり、以前ふせんを貼ってあってもそこは響かなかったりしてタイムラグを感じることが多い。

それをわざわざ切り取って比べてみる、というのは今まで考えたことがなく、新鮮だった。

自分に深く影響を与えた本は、やってみると変化を知るものさしになりそうだ。今年読んだ☆4つの本の中から、候補を決めておくといいかもしれない。
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読書日記:『建築家 安藤忠雄』

*1:地図で調べたらロフトのすぐ隣でした。ビル自体のグランドオープンは来春

*2:文字・活字文化推進機構というところが旗振り役のようですね

*3:約2000坪、地下1階〜地上7階。蔵書は約200万冊で国内最大規模だそうです

*4:残念ながら3回目のタイミングは不明ですが、おそらくまた時間を置いて買うのだと思います