毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

自分を変えれば幸せになる☆☆☆

著者の横山信治さんは現在会社役員で、仕事柄面接で多くの転職志望者と会ってきたそうだ。しかし、転職で成功すると思ったのはその中でわずか5%だったという。この本では、著者は転職を勧めていない。
会社員時代、私は実は何度も転職している。転職をせずに、どうしたら楽しく仕事ができるのか、興味がわいて読んでみた。


この本には、いわゆる成功法則がたくさん出てくる。そのどれもが著者の体験談をまじえて書いてあるので人ごとではなく、受け取りやすい。
著者によれば、ほとんどの転職は必要ないものだそうだ。職場を変えれば評価される、もっといい仕事ができる、というのは幻想だという。

私がこの本で感じたのは、「自分を変えた方が簡単で早い」ということだった。考え方を変えれば、職場を変えなくてもやりたいことができるようになったり、働くことがもっと楽しくなるそうだ。どんな風に考えればいいか、さまざまな例や引用があり、ヒントになる。
確かに、私の場合転職が成功だと思ったことはほとんどない。著者のいう必要のない転職を繰り返していたのだろう。当時この本が有ればよかったのに、と思った。

人間関係の章には「テレパシー」まで出てくるので怪しい、と思う人もあるかもしれないが、個人的には全部真理だと思う。人との関係が自分の幸せを決める部分が大きいと思うので、苦手意識のある人には特にお勧め。
転職を決める前に、一度読んでみて下さい。
私のアクション:「負荷をかける」ことを意識する

以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

「目的」と「目標」の違い(P63)

「目的」とはつまり、将来のあるべき姿です。周りの人に幸せを提供できる人間になる、という大きなものから、家族を幸せにするというような身近なものまで、多種多様です。
「目標」は目印。目的を達成するための具体的な事柄を指します。

たとえば、「ダイエットして、異性に注目される女性になりたい」というのは「目的」です。
そして、この「目的」を達成する具体的手段が「目標」です。「○月○日までに体重を5kg減らす」とか、「毎日30分ジョギングする」といったものになります。

誰でも必ず成功できる唯一の方法とは?(P102)

※ドイツの高名な音楽アカデミーに通うバイオリニストに行われた調査で、A:コンクールに入賞できるレベル、B:オーケストラで演奏できるレベル、C:プロになる実力はなく将来は音楽教師を目指しているという3つのグループの違いはたったひとつ、「練習時間」だけだった、というエピソードが紹介されている。Aグループは累計で1万時間以上練習していた。

練習には負荷をかけなければいけません。会社に1万時間いるだけではダメなのです。
(中略)
実は、1万時間練習した人が成功する例には、もうひとつ重要なポイントがあります。それは練習を好きで行っていることです。
(中略)
負荷は、本人が「やりたい」と思わなければかけられません。そこにはやはり「やりたい」「好き」という思いが必要なのです。

いい関係を築くには(P116)

人間関係が悪くなる一番大きな理由は、自分を評価してくれないことです。自分が嫌っている相手に、本当は評価してほしいのです。
(中略)
相手に関心を持ち、評価すれば、相手も必ず、あなたを評価してくれます。
(中略)
おべっかを使ったり、無理にお世辞を言う必要はありませんが、コミュニケーションの原点は「あなたを見ていますよ」というシグナルです。無関心ではないというシグナルを出すことが大切です。

「挨拶する」だけでいい(P118)

できれば大きな声で、笑顔を交えて挨拶しましょう。
(中略)
そして、好意がありますというテレパシーを発信するのです。

人を嫌いになっても、何のメリットもない(P119)

人を嫌うにはエネルギーが要ります。そしてそのエネルギーは、あなたにとってマイナスでしかありません。嫌いになっても、腹を立てても、相手は何も感じていません。

嫌いな人の対処方法(P119)

あなたが嫌いなAさんは、どんな人で、どんな行動が嫌で、どうしてほしいかを考えてください。そして、すべてを受け入れた上で、Aさんのためではなく、自分のために、Aさんが喜ぶ行動をしましょう。

嫌っている人とのコミュニケーションを増やす(P120)

自分が嫌っている人とは、間違いなくコミュニケーションが不足しています。嫌いな人に対しては、無意識に接触時間、会話量を最小限に留めようとしているからです。また、接している時、知らず知らずのうちに嫌いのオーラを出しています。
(中略)
接触する回数や話す回数を、意識的に増やしてください。お世辞を言う必要はありません。そばに寄るだけでいいのです。

人に好かれる一番の方法は相手に興味を持つことです(P123)

「機嫌の悪い人に近づくな」(P125)

斎藤一人さんの著書より)
機嫌の悪い人は先方の都合で勝手に怒っているのだから、こちらが気を遣って慰める必要はない。そんなことをすると、こちらの運気が落ちる。

「人は何もことを起こさなければ、批判や中傷は浴びない」(P140)

人は他人を批判することで、一時的に優越感を味わうことがで巻きす。
(中略)
もし、あなたが批判の対象になっているのなら、実力があり注目度が高いことの証と思ってください。

自分が成長することに時間を使おう(P141)

…人の意見は気になります。でも、それについて何時間考えていても、何も変わりません。変わらないなら、変えられること、自分が成長することに時間を使おうと考えた方が得なように思います。

批判に腹を立てないコツは(P142)

言い訳や、自己弁護しないことです。腹を立てないように、と思っていても、自己弁護している間に怒りがこみ上げてくることはよくあります。
批判の中で、反省すべき点があるかどうかだけを確認し、あとは、放っておきましょう。忘れようとすると、余計に考えてしまいます。世の中いろんな人がいるので、そのような考え方もあるな程度に、自然に「受け入れる」ようにします。
(中略)
「受け入れる」とは、相手の意見を認めることではありません。多種多様な人がいる現代において、自分と違う考え方をする人がいるのは当然です。意見が食い違うごとに反論していると、こちらの身が持たないので、意見は意見として「受け入れる」のです。そして、受け流しましょう。

人を批判する人の共通点(P144)

1.ヒマ
2.人の気持ちがわからない
3.作業はできても、本当の仕事はできない
4.人間的魅力がない→被害妄想が多い
(中略)
こんな人の意見に振り回されるのも、馬鹿馬鹿しいでしょう。

まず疑問に思ってください(P205)

私たちの多くは、問題が起こってから考えようとします。残業が多すぎてメンバーの誰かが倒れた時に、解決策を考えます。問題が起こった時に考えても、よいアイディアは出ません。問題が起こった時は、どうしても最初に犯人捜しをしてしまうので、前向きなアイディアが出にくいのです。
(中略)
常々、問題点を探すクセをつけると、このような問題は起きなくなります。その結果、倒れるほど大変な事態を未然に防ぐことができたりすると、意外と仕事は面白いものです。

本当の成功は「成功し続けること」(P210)

一度の成功は、実はそんなに難しくありません。努力すれば成功します。
本当の成功とは、連続して成功していくことです。
どんなに実力があっても、周りの人を味方につけないと、連続して成功することはできません。