毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

美人になるには努力と自信☆☆

何年か前に、ミス・ユニバース世界大会で急に日本人が評価されだしたな、と思われた方は多いと思う。2006年第2位の知花くららさん、2007年第1位の森理世さん。実は、その陰にはフランス人のアドバイザー*1の存在があるのをご存じだろうか。

先に出た『世界一の美女の創りかた』もあるのだが、ムック本のこちらが早く借りられたので読んでみた*2。面白いけどううむ、というような愛憎半ばする(?)読後感だった。


その人はイネス・リグロン。フランスで美容に関係する仕事をし、その後スペイン、香港、アメリカと活躍の場を広げていたという。1997年にミス・ユニバースを主宰しているアメリカのトランプ財団*3から依頼されてミス・ユニバース・ジャパンのナショナル・ディレクターになったのだそうだ。


イネスの仕事はミス・ユニバースのファイナリストとして選ばれた10数名を、半年にわたって外見と内面を磨き上げること。厳しい“バトルロイヤル”を経て、この中から世界大会に出場できる1名が決まる。
日本女性のいいところ、悪いところを知り尽くしたイネスの言うひとつひとつには説得力がある。ミス・ユニバースでは知性も重視されるので、追求するのはただの表面的な美しさではない。
特にこの本はムックなので、カラーのページが多く、写真も大きいのでわかりやすかった。


個人的には立ち居振る舞い(姿勢やしぐさ)のページが役に立った。電車内での立ち方やカフェでのお茶の飲み方など、OKとNGが並んで載っているので違いが明らか。
ワードローブも、学べる点がたくさんあった。2008ファイナリストの私服をイネスが少し手直しするだけでぐっとおしゃれに変わる。このセンスのよさは日本人にはなかなかないのでヒントになる。


ただ、やっぱり世界大会=欧米人から見た美しさに合わせてあるので、違和感のあるところもあった。
森理世さんの世界大会の衣装のひとつに、着物を大胆にアレンジしたものがあり、日本人の度肝を抜いたニュースを覚えている方もあるかもしれない。結局あまりの品のなさに抗議があり、手直ししたという。
そういう感覚のズレをところどころ感じるのだ。この本では特にメイク。海外に長く住んでいる日本人のメイクというか、日本でこの顔で歩いてもあまり美しいと思われないんじゃないか、と正直思った。
「世界一の美女」は世界仕様=日本人離れなのかもしれない。

読者全員がミス・ユニバースを目指すわけではないので、できそうなところを取り入れればいいと思う。こういう本を読むだけで刺激になる。

美女を作るのは結局は毎日の生活の積み重ねなの(P66)。

美しくなりたい人はぜひ。

私のアクション:立ち居振る舞いを意識する

*1:肩書きはミス・ユニバース・ジャパン ナショナル・ディレクター

*2:2008年のミス・ユニバース世界大会に向けて出版されたものです

*3:NBCとの共同主宰だそうです