※2月13日の続きです。
久しぶりに見た「プロフェッショナル 仕事の流儀」は、今までに登場した人たちの心に残ることばを集めた特集だった。
言葉のチカラスペシャルPart2 プロフェッショナルを導いた言葉
心に響いたもうひとつの言葉は、野生動物専門の獣医師・齊藤慶輔さんの
決まった道はない。ただ行き先があるのみだ
だった。
齊藤さんは当時、絶滅危惧種のオオワシがハンターの鉛弾による鉛中毒で次々に死んでいく現実に直面していた。鉛弾の撤廃を訴えても、いち獣医師の言うことなど取り合ってもらえない。
この言葉はそんな頃、調査で向かったサハリンで、ロシア人運転手が何気なく言ったもの。
目標さえはっきりしていれば、どんな道を通ってでも必ずたどり着ける。道は自分で作ればいいのだ。そうハッとしたそうだ。
私たちはついつい今ある道からどれを選べばいいのか、と悩んでしまいがちだ。道がなければあきらめてしまう。
でも、それは違う。一番大切なのは自分がどこを目指しているかだけなのだ。
私もハッとさせてもらった。折あるごとに思い出したい、大切な言葉になった。