毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

スマートノート、続けてます(2)――記録には価値がある

昨日の続きです。


私が『あなたを天才にするスマートノート』を読んで興味を持ったのが、“毎日の行動を記録し、評価することがうつの軽減につながる”という事実。
岡田さんはそれまで、定期的にうつ状態になるサイクルがあったのだそうだ。仕事にも支障をきたしていた。それがある時期からほぼなくなった。いつからよくなったのか考えてみたら、日々の行動を記録し、評価することがよかったことに気づいたという。
それはつまり『いつまでもデブと思うなよ』にある、食べたものを記録することに始まっている。
岡田さんは自分がしたことを淡々と記録し続けることは、あとで自分の支えになると書かれていた。何をしたらやせたのか、何が太る原因になっていたのか。“書くだけで自然に行動が修正され、やせる”とあったが、記録する効用はもうひとつ、「あとで振り返れる」さらにダイエットの場合は「停滞期に読むと自分の励みになる」のだそうだ。


そんなものかな、と思ってスマートノートはけっこうマメに書いた。自慢じゃないが精神面の振り幅は大きい私、しかも長期にわたる体調不良が精神的にもダメージを与えていたので、これで少しでも楽になれば、と思ったのだ。
実家に戻って時間もあったので、もともとつけていた体調に関するメモも毎日書いた。長年なかなか続かなかったのに、この夏からはほとんど欠かさず書いている。

3ヶ月ほど続けてみて、確かに効果はあったように思う。
スマートノートは、書いてみて「あ、これ嫌だったんだ」とか「楽しくなかったな」と認識できるので、自然に嫌なことはやらなくなる。または、嫌にならない方法を自然に選ぶようになったと思う。
最初の方は本当に簡単なことしか書けずに短文だったのが、だんだん長くなり、感想まで書けるようになっている。それと共に、評価の数字が上がり、揃うようになってきた。
最近は精神面も安定してきたが、それにはスマートノートも一役買っていると思う。

それ以上に記録の威力を感じたのは体調管理のメモだった。
今回つくづく思ったのは、「治るのは少しずつ」ということだ。昨日と今日に大きな差はない。ちっともよくなっている実感がない。でも、あとで振り返ってみると「あれ、ずいぶんよくなってる」と感じることが実は多かった。薄紙をはぐように、とよく言うがまさにそんな感じ。
つまり、“いつどんな状態だったかは記録が頼り”なのだ。昨日と今日でほとんど変わらないよな、と思いながらでも簡単なメモさえ取っていれば、あとで変化の流れがちゃんとたどれる。これには感動した。
あとで振り返ると、「この時はこんなに大変だったんだな」というのもわかるし、「これをしたからよかったんだ」という検証もできる。波もわかるので、同じような状態になっても「しばらくしたら終わる」と慌てずにすむ。
「記録」は自分を助けてくる強力なツールになることを実感した。
さらにおまけだが、毎日何かしら書くようになると、字がずいぶんきれいになった。体を使うことも大事というが、岡田さんによれば「書くこと」も肉体を使うことなのだそうだ。

記録のすごさを痛感したので、最近新たに「マネーノート」というものも作った。
出納帳ではなく、買い物をした内容について感じたことや反省点をメモするもの。これを続ければ、自分の衝動買いや無駄遣いのクセに気づけて、改善できそうな気がする。
これは日を改めてまた書きます。


さて、「ライフログノートはどうするの?」と思った方。いいところに気がつきましたね。
その話は明日に続きます。
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